翔太郎
5年間の留学経験や映画から学んだことをご紹介します。 投稿は、月に3回ほど。 海外旅行が好きな方、文化に関心がある方、映画鑑賞が趣味の方。 楽しんでもらえると思います!
初めまして、大岩 翔太郎といいます。 短編小説『302号室』を読んでくださった方々、 本当にありがとうございました! この記事では創作の過程で考えたことをお話しようと思います。 自分の部屋でMacを開き、どうしようかなぁと考えていたときに、ふと眼の前にあるベッドに目がいきました。そのシーツが美しく張られていました。 ひどくはないけど僕には潔癖なところがあり、部屋は全体的に綺麗な状態に保たれています。小説内の主人公ほどではないにしても、これはこの場所、みたいな自分のこだわ
視界の右のほうで揺れていた灰色と灰色が、フランス語で会話してるように聞こえて、つい目がいく。おもっきし日本語だ。あのフランス映画のせいかもしれない。パーカーのほうの灰色が「それダサくない?」と何かを指さしたので、Tシャツのほうの灰色がそっちを観る。俺も観た。よくデザインされた店内に唯一、額装が雑なせいでことごとく中心からズれた画が飾ってある壁のワンシーンを見つけた。正午かっきりにカフェを出ようと取り出したスマホに「たぶん5時くらい」とLINEがきた。 俺は、人を迎える準