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その時にしかできないことがある

「自分の世代の音楽」というものを離れて今の音楽を聴くことがこの頃多い。

特にいいなと思っているのが崎山蒼志くん。

ニュースかなんかに出てわーっと有名になったから知ってる人は知ってると思う。個人的にはこの『夏至』という曲がとても好きだ。聴いていると高校生の頃を思い出すのだ。楽しかったこと・辛かったことのようなわかり易いことじゃなくて、何気ない記憶を。一人で下校してる時の風景とか休み時間に行くのが好きだった場所のこととか放課後の教室の雰囲気とか。

で、聴くだけでこんなに素敵な体験をさせてくれる音楽を作れるってホント凄いなと思うわけです。おっさんだけど今年の夏だけ夏休み来るんじゃないか?と思うくらい瑞々しい若い気持ちになったもの。

この曲は彼がこの年齢で作って歌っているからいいなって思うんだと感じる。同じ彼が20代になって歌ったこの曲ももちろんいいのだろうけど感じ方は違ってくるはずだし、30代・40代と歳を重ねればまた違った印象になるはずだ。

人生にはその時だからできることって、ある。

わからないからがむしゃらにできる若い時代。知らないことを知るのが楽しくてもっと知りたがる。沢山の経験をしていろんな事を知ってしまえば知らなかったことが多かった時の不自由と冒険心を味わうのは難しくなるはずだ。青さってやつ。

でもまぁそれはそれ。今だからできる事。今しかできないことが何歳になってもある。

今をどう楽しもうか。それを考えて、感じて、味わうことがきっと人生を楽しく生きるためのコツなんだと思う。


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