読書感想文を読むお仕事
私は高校で国語の教員をしている。
夏休みのこの時期、読書感想文を読み、応募する作品を選ぶという業務がある。
年に一度しかないこの業務は、なかなかに骨が折れるけれども、私はとても好きだったりする。
どこが好きかというと、いろいろある。
まず1番好きなのは、生徒一人ひとりの人柄に触れられるところだ。
怒涛の一学期を終えて、「やっと少し生徒の個性が掴めてきたかな?2学期はどうなるだろうか」なんて思っている夏休み後半。出校日には久々に生徒の顔を見ることができ、読書感想文が手元にやって