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余すところなく鯛を食べた話


2021年→2022年の年越しは
めでたいことに鯛に湧いてました。

なぜなら、うちの釣り師さんが64cmのスンバラしい鯛を釣り納めでゲットしてきてくれたからです!🎣
あっぱれ。

大晦日の風物詩といえば大掃除やお正月の準備が一般的かと思いますが我が家では朝から鯛を捌いてました。夕方には2人ともへとへとになるくらい強敵でした。


その一部始終をまとめました。

手順 

下準備

出刃包丁を研ぎます。
後述しますがこれで全然作業負荷が変わるみたいです。

いざさばく!

記念撮影して、尖ったヒレというヒレをキッチンバサミで切り落とします。刺さると危険なので利き手の反対の手には必ず軍手をしましょう。

次に、鱗をとります。

とでーん。奥にあるのがうろこかき

シンクいっぱいのタイ、、、でかぁ、、
どんなに予防したところで鱗は飛び散ります。
が、めげずにガリガリと鱗をかき取ります。

頭を落とし、内臓をとる

白子は惜しくもまだ小さかったので捨て。

出汁用に兜割りに挑みました。   
ここで先程研いでおいた出刃が火を吹きます🔥
驚くほど綺麗に真っ二つに!!

真っ二つ!



こうしていくうちにだんだんスーパーで見慣れた柵の姿に近づいていき、結果的には、こんなにたくさんの部位に分解されました。

左側を身として食べる分、右側をアラ用とした


見てくださいこの身のテリ!!!!!
この時点で只者じゃないことは分かっていたのでした、、、、、白濁してるのはおそらく脂肪、!!!

こりゃ、食べるのが楽しみだ!!



実食!!  

作ったものを順番に紹介していきます☺️

鯛出汁

美しい!!!この黄金のスープ!!!!!
もう、煮出している時から鯛を焼いているかのような香ばし〜〜い香りが漂ってきて幸🤤 

ざっくりと手順をまとめておきます。

  1. 頭、中骨などいわゆるアラ半身分に塩をよくもみ込んでザル+ボウルに入れ30分放置、湯を沸かしておく

  2. 30分後、氷水を用意し、塩をもみ込んでおいたアラたちをさっと湯通ししてから氷水にさらす

  3. 血などの汚れを綺麗に落とす

  4. 水気をとったアラに水1000〜1400mL加え、はじめ強火で沸かす、沸いたら弱火で30分茹でる

  5. 30分経ったら火から下ろして粗熱を取る

ちょっと手間はかかりますがそれだけの価値があります!!


鯛味噌

鯛だしのガラから身をかき取り、味噌+砂糖+みりんで甘いお味噌に!これがご飯と合う〜〜〜


鯛だしそば・雑煮

鯛だしに、醤油と酒を加えて年越し蕎麦の出汁にしました。やさし〜〜〜〜お味。
蕎麦自体も美味しかったですが、蕎麦湯がさらに旨味たっぷりで大変美味でした。

鯛だしで作ったお汁は、お餅を入れたらお雑煮にもできました。めで鯛年明け!

鯛だし雑煮




お寿司・お刺身

んもーーうね、これがね、絶品!!!!
上のおそばの写真の奥のほうにちらっと写ってる紅葉下ろしが載っているのが湯引きです。
それはそれは食感が最高でした。

あまーーーーい
南天添えちゃって彩り◎


道具に課金するのは大事で、昨年ふるさと納税でゲットした関市の刺身包丁を使い始めてから刺身や寿司の調子がいいです。

カマの塩焼き 

かなり身が詰まっていて食べ応えがありました!!写真がないのが悔やまれる🥲 


鯛めし 

鯛だしと身を贅沢に使った鯛めし、、、うまいんですわ、、、、
何杯でも食べられてしまう、、、、
白だしをお湯で割ったお出汁をかけて、ワサビと胡麻とノリをふるとお茶漬けにもなります。こちらもかなりいけます!!



終わりに 

今思い返しても頑張りました。(主に釣り師氏が) 
おいしい思いをいつもありがとう。

そんでもって、タイって本当に捨てるところがないのに驚きました。内臓と出汁をとった後の骨くらいしか捨ててません。
実は鱗チップスを作ろうとして鱗も取ってあっで、試しに作って見ましたが油に沈んでしまってうまくいかず保留中です。理由を調べたところ、今回のタイはご老体すぎて鱗が分厚いため、らしいです。

また、今回使ったような炊き込みタイプの鯛めしと、お刺身に出汁をかけるタイプの鯛めしと2つあるとのことで、どちらも捨て難いのでラスト1柵は後者の鯛めしもしくは漬け丼にしようかなあ、、、なんて目論んでいます。


寿司のシャリ(すし飯)と、鯛めしのレシピは白ごはん.comさんを参考にしました。いつも本当にお世話になっている大好きなレシピサイトです。


今年も楽しく美味しく自然の素材を味わっていく一年にしたいです!

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