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読んで、書く

僕のマリさんやサブスクで勉強を教えてくれたライティングの先生は、書くことは筋トレと同じ。続けて書いていい文章が書けるようになる。ようなことを言っていた。

昔から書くことは好きだった。でも文章構造やオチといったものを気にしたことはないが、すらすら書けた。面白いかは知らないが、私が満足する文章を書いていた。

少し歳を重ね、30手前。小学生の頃よりは断然本を読むようになったが、まだまだ足りない。昔は活字が嫌いだった。特に小説が苦手で、やっと読み始めたのは高校生か大学生か。母がアガサクリスティーが好きで、沢山あった小説の中から見つけた。純粋に面白いと思えたし、文庫本の匂いが良かった。

社会人になり、へとへとになりながら帰る日々。また本から遠かったが、雑誌に出会った。日記によく書くが、BRUTUS、POPEYE、dancyuが特に好きで、サブスクの電子雑誌を登録しているので、hanako、kiitos.、ONKUL、GO OUT、Tipo、WIRED、RiCE、pen…読めるものはなんでも読んでいた。知らない世界が沢山あり、綺麗なレイアウトや目を引くデザイン、魅力しかなかった。

まさに私の仕事の勉強になってしまう雑誌さえもある。びっくり

でも雑誌だけではいけないな、と、ここ数年はエッセイをずっと読んでいる。最近では僕のマリさんの最新作、書きたい生活。少し前は、くどうれいんさんの、桃を煮るひと。たくさんの方の生活や人生、価値観、考え方に触れることができた。でもまだ小説には戻れていない。

一ヶ月前から、新聞を読み始めた。ニュースはLINEニュースと、朝数十分のzipのみ。あまり世界情勢に触れずに生きていた。なんだかそれも悲しいかな。好きな人の日常には沢山触れた。次はこの地球で起きていること、少しでも知りたいと思った。たまたま会社は日経を取っていて、上の人が読んだ後は私の好きにしていい。って。

タダでこれだけの情報量は嬉しい。でも読むのが遅いので、いつも一面はしっかり読むが、他は見出しの流し読み。気になるところだけかいつまんで読む。を繰り返している。

何か目に見えて役に立ったことはまだないが、知らない会社名や今ホットな話題、春秋で制限される中伝えやすい文章に触れ、活字に慣れてきた。まずそもそもそこから嬉しい。

今の若い方達は文字をあまり読まないらしい。広告媒体を作る身であり、その現実をヒシヒシと感じている。動画で料理の作り方からスマホの設定の仕方、最新家電のレビューやお笑い芸人のネタも見れる。読まなくたって情報は十分得られる世界になった。便利だが、私はまだ活字を読んでいたい。ビジネスでもまだメールが主流で文章を書かなくてはならないし、私の好きな雑誌も、その商品のレビューや、インタビューをまとめ、たくんの情報を写真だけではなく文章で伝えている。文字は必要だし、私の日記も文章だ。

ただ羅列された文字はつまらないだろうか。私は文章が読める根拠や集中力、そういった面も他のことで役に立つと思っているし、そもそも他人の書いた文章は勉強になることが多い。昔の人は動画を残してくれていない。(それさえも動画になっていたり…?!)

まあ、好き嫌いはあるよね。私はむしろ動画が苦手で、いまだに動画でレシピが見れない。読みたいし、書きたいのだ。

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