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仕方ないけど、不幸でもない。/3月13日

最近、土曜日の午前中は宅配便受け取りデーになっている。
明日は、ワインと生活用品が届く。そこまでは覚えているのだけれど、あと何かあったかな。まとめ買いしたトリートメントは、確か来週の土曜日だったはず。

私ひとりでさえ、これだけ持ってきていただくのだ。宅配の量、数ってきっととんでもないことになっているのだろう。仕事とはいえ、いつも気持ちよく配達してくださる方々に感謝しかない。

洋服さえ、買いに行く時間がない。
この場合の「時間」は、「情熱」にも言い換えられる。

以前は、バーゲン初日に有給をとってまで洋服を買いに行っていたのだ、私は。
今でももちろん洋服を見るのは好きだし、ネットショップを巡ってはポチポチしてしまって、時にとても気に入り、時にサイズが合わなくて愕然とする、というのを繰り返している。

生活スタイルというのは、外的、内的要因によりここまで変わってしまうんだと、最近しみじみと感じる。
だって、サザエさんの時代はサブちゃんがご用聞きにきてくれて、しかも配達までしてくれるのだ。かたや、汚れた洋服を宅配便で送り、きれいになってまたまた宅配便で返ってくるような時代に私は生きている。もちろん、どちらがいいか、とかではない。

最近、そういうことが多い。
いいとか、悪いとかではなくて、「仕方がない」のだ。きっと、自分ではどちらかを選ぶことはできない。でも、選べることが必ずしもしあわせなことではないことも、きちんと理解しているつもり。

階段をのぼって見下ろしてみたら、時代という浴槽の中にちゃぽんと身をひたしている自分が見えそうな気がする。その表情がしあわせそうでよかった。

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