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ちょっと良い鍋を買ったらブリ大根がほろほろしみしみで笑ってしまった

先月、一人暮らしをはじめてから長年使ってきた鍋と炊飯器が同時に壊れてしまいました。
鍋は取手が割れてしまい修理ができませんが、炊飯器はなんとか水の量を加減すれば炊けなくもない状態です。
どっちを先に買おうかな、炊飯器をグレードアップさせようかな、と考えているところに、職場の先輩がこんなアドバイスをくれました。

高い炊飯器を買うくらいなら、ちょっと良い鍋を買ってみない?

私が料理するのが好きだと言うのを知っている先輩は、結婚した時に買ったという無水調理のできる鍋のメーカーを教えてくれました。
ここまで読んで「ん?」と思った方。
安心してください。ネットワークビジネスではありません。

先輩が教えてくれたことは3つ。
①少ない水で野菜が美味しく調理できる
②熱効率が良いのでご飯を炊くにも時短ができ、ガス代を節約できる
③自分の使っているメーカー以外にも、いくつか同じような無水調理のできる多層構造の鍋がある

なるほど、と思ってネットでレビューやら、比較動画やらを検索。

買ってみた 使ってみた

正直、同じ価格帯ならとSTAUBのようなホーロー鍋も考えたのですが、手入れのしやすさ、重さ、扱いやすさから、無水調理のできる、全面多層構造の鍋を選びました。
複数のメーカーやレビュー動画などを参考にした結果、先輩と同じメーカーのものに。
お値段は税込2万円以下。

はじめての調理に選んだのは人参でした。
鍋についていたレシピ集などを見つつ、水の量の少なさに心配になりながら点火。
強火にしないでね、とメーカーの注意にあったので、火加減は慎重に。
ニンジンがあまりに甘くてびっくりしました。
特別おいしいニンジンを使ったわけではないのに。
すぐに箸がスッと入るくらい柔らかくなったのを見て、どうしても煮たくなったのが大根です。

ほろほろしみしみのブリ大根

お米の研ぎ汁で下茹した段階で既に大根はほろっとしていました。それに、出汁とみりん、お酒、醤油を合わせた煮汁、臭みをとる下処理をしたブリと一緒に5分煮込まれ、その後予熱調理でじっくり味を染み込ませます。
調理を始めたのは土曜日の昼下がり。
ちょっと昼寝をして起きたらしみしみのブリ大根ができていました。

笑っちゃうくらいおいしい

おいしいものを食べると思わず笑ってしまうことってありませんか?
昼寝明け、小腹の空いた夕方に、キッチンに立って味見をするブリ大根は格別です。
思わず「ふふっ」と笑ってしまいました。
それからしばらくおでんや、予熱調理の鶏ハムを作りましたが、加熱しすぎることがないので、どれもやわらかくおいしくできています。
ご飯もふっくら美味しく炊けたので、「ちょっと良い鍋」としては大満足です。
弘法筆を選ばずとは言いますが、今回は良い道具が使い手の力量を補ってくれました。間違いなく、最近買って良かったものNo.1です。

料理が苦手、時間がないから少しでも楽に食事を用意したい、と言う人は炊飯器はスイッチ一つでご飯が炊けて、肉じゃがのような煮込み料理もできるので家事の味方だと思います。
ですが、「ちょっと良い鍋」で作った料理を味見しながら「ふふ、」とにっこりするのもおすすめです。
今は春キャベツや新玉ねぎが甘くておいしい時期なので、今週末は野菜たっぷりのスープを作ろうと思います。