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有馬記念10万勝ち、三連複1点🎯

こんにちは。三連単スラッガーのオオイシマーフィーです。

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馬券術については、過去の記事に持ってる知識をある程度書き出せたのでこのところ新しい記事を書けていなかったのですが、今まで(有料部分の記事も含めて)披露してきた情報をもとに有馬記念を買って10万円勝ちを達成したので再度ノウハウを共有すべく記事を書きます。

まず、有馬記念の馬券は三連複1,440円の配当を7,000円買っていたのと、馬連1,740円を1,000円買っていたので合計で11万8,200円の払い戻し。外れた三連単も2,000円買っていたので、総投資10,000円で約12万円の払い戻しを受けることができました。

正直三連複1,440円は配当としては安く、人にいばれるような馬券というわけではないのですが、比較的固い決着になると見越して三連複1点にまで絞れたことは自分でもかなり上手く買えたと思っています。

今回のポイントは大きく分けて2点。
①買い方(馬券の選択)と②予想(有馬記念のデータ)です。

これ以外の細かい馬券の考え方や選択については過去の記事で詳しく説明しているので、ぜひそちらもご覧になってみてください。
軍資金が少ない人こそ三連単を買え
三連単5頭BOXならだいたい勝てる?
適性で三連単を獲る
三連単を獲る軸馬と穴馬
オッズの意味を理解しろ
こちらの記事にも三連単のポイントやコツが書かれていますのでぜひチェックしてみてください!

①買い方(馬券の選択)

まず買い方(馬券の選択)については、僕の中でエフフォーリアとクロノジェネシスが2頭とも馬券に絡むだろうという読みになりました。よって三連単でも的中時の配当が低くなることが想定されるため、買い目を広げると儲からないまたはガミる(当たってもマイナスになる)。よって必然的に馬券を絞る必要がある、つまり相手を絞る必要があると判断しました。

エフフォーリアとクロノジェネシスの2頭軸で買うとしても、次に入線する可能性が高い馬を多くても2頭までに絞らないと、馬券としては大きくプラスにならないと考えていました。

そこでいろいろなフィルター※ にかけた結果、ディープボンドを入れた三連複を1点で購入することにしました。(※フィルターについてはのちほど予想の部分で)

当初は三連複を1万円買う予定でしたが、ディープボンドとエフフォーリアの馬連を1,000円買った(これは的中した)のと、ディープボンドが1着になったときの三連単は持っておきたかったのでディープボンド1着流しを2点×1,000円(これは外れた)で、残りの7,000円を三連複に入れました。

結果的にはこの合計1万円が約12万円になるのですが、個人的に今回の馬券の最大のポイントは三連単BOXではなく三連複を選択したことです。

詳しい解説は過去の記事にあるのでそちらをご覧いただきたいのですが、結果的には上の画像のとおり三連複の部分だけで10万800円の払い戻しを受けることができましたが、『もし三連単BOXで買ってたら7万9,000円~8万6,000円程度の払い戻ししか受けることができなかった』ため、10万円の大台に乗りませんでした。
やはり当てた側の心理としては、人に見せるときに1つの馬券で10万円に乗っているとインパクトがあると思いますし、そうでなくても単純に同じ7,000円を賭けているのに買い方次第で2万円近く払い戻しが違うとなると買い方もバカにできないと思いますよね。

またネガティブなたらればを言えば、僕が『エフフォーリアとクロノジェネシス以外の馬を1頭に絞れず2頭選んでいたら』単純に当たり馬券への投資金額が半分になるので、今回の有馬記念では約6万円の配当しか得られなかったとなります。相手をディープボンド1頭に絞れことも大きくプラスに影響しました。

ただ今回、『少額投資で高額配当を狙う』がテーマの三連単スラッガーとしてはややフォームを変えた馬券になりました。
やはり本来のフォームとしては1,800円~3600円くらいの投資で10万円以上の配当を狙っていきたい。今回は単純計算でレースに投じたお金が12倍の配当になったのですが、本来は最低でも20倍にはしたいところですので、こういう買い方がクセにならないようにしたいところです。


②予想(有馬記念のデータ)編。

続いて予想(有馬記念のデータ)編。終わったレースにならなんとでも言えるのが競馬ですので読まなくてもいい内容かもしれないですが、来年以降の有馬記念にも使えるデータもあると思うので勉強熱心な方が暇つぶしに読んでくださればうれしいです。

まず、予想の最大のポイントはエフフォーリアとクロノジェネシスが2頭とも馬券に絡むだろうと想定したことでした。枠順、実績、展開、臨戦過程、他馬との実力差を加味した上で、この2頭に逆らうことはできないと判断しました。

事前に厩舎関係者や騎手から調教時のコメントがネガティブと言われていましたが、僕の中ではこの2頭は状態面が多少落ちている程度で券外に飛ぶとは思えないほど他馬と能力差があるように思えました。

そしてこの2頭に何を加えるかですが、最終的に選んだのはディープボンドでした。凱旋門賞帰りの反動がどうかというのが最大の懸念点ではありましたが、その前のフォワ賞を勝っておりさらにその前には天皇賞(春)2着と阪神大賞典1着。キズナ産駒ということもあり、『スタミナ+最後の勝負根性』という有馬記念の理想形に最も近い馬に見えました。

他の馬を消去法で消したのでディープボンドだけが残ったという側面もあります。それはTwitterでもレース当日に書いたのですが、僕が数年間有馬記念を分析して出した以下のデータがあります。

このデータに基づくと、かなりの馬が消えていきます。これに加えて、今回逃げ馬がいることである程度ペースが流れると位置取りが重要になってくることなどを推察すると、2強以外で買える馬はディープボンドとステラヴェローチェくらいになります。

ステラヴェローチェは、普通であれば買い目に入れる価値のある馬でしたが、やはりエフフォーリアとクロノジェネシスにステラヴェローチェで決まったら配当が激安になることは目に見えており、仮に1点に絞ったとしても買う価値のある馬券にはならなかったと思います(三連複で6.3倍)。バゴ×ディープという血統や枠順の差も加味してディープボンド(キズナ産駒)を上にとり、ディープボンドが来たときに大きく配当をとれるようにステラヴェローチェは切りました。結果的にはクロノジェネシスがステラヴェローチェをギリギリ凌いでくれたので正解の判断になりました。

ちなみに買い目に検討した馬で切った理由は

ペルシアンナイト…年齢(有馬記念で買えるのは原則5歳まで)
パンサラッサ…GIでは逃げ切れない
モズベッロ…後ろからでは届かないしかといって前につけるわけにもいかない
シャドウディーヴァ…ローテが過酷で脚が残ってない
アカイイト…外枠すぎる
タイトルホルダー…大外枠。スタートは抜群にうまいが前方に取りつくまでが遅いのでポジションをとるのに脚を使いすぎる恐れがある(実際も2番手のポジションはとれましたが、内から来たウインキートスよりも前につけるのに脚を使っていて、最後の200mで粘れなかったのはスタートからの200mでかなり脚を使ったからだろうという印象でした。菊花賞馬は有馬記念の適性が高いことを改めて示した立派な5着だったと思いました)

基本的に『牝馬だから』『⑩よりも外枠だから』で切っていいレースなので、クロノジェネシス以外はその理由で切りました。
このように有馬記念はよほど特殊な展開にならない限りデータが色濃く影響するレースなので、来年以降も参考にできると思います。

個人的に驚いたのは4着のステラヴェローチェで、
勝負の分かれ目の4コーナーで、クロノジェネシスを外からブロックしながらの形でエフフォーリアが上がっていき、それに乗っかる形でステラヴェローチェがさらにブロックしながらかわそうとしていきました。
ステラヴェローチェはデムーロJなので、納得の「勝つための騎乗」なのですが、エフフォーリアのギアが上がったことでクロノジェネシスの進路があきました。
ずっとエフフォーリアとクロノジェネシスをマークする形で外目を回しながら追走していて、3~4コーナー中間くらいから馬群の外側をほぼ追いっぱなしだったことを考えると、内を回っていたディープボンドなどとの着差を見る限り一番「負けて強し」だったのはステラヴェローチェだった気がしました。

振り返ってみれば今回の予想的には枠順が大きな分岐点だったような気もしました。アカイイトとタイトルホルダーが外に行ってくれて、挙げた3頭がいい具合の枠に入ってくれました。

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競馬で勝つのは気分がいいですが、有馬記念で勝つのはまた格別なよろこびがあります。2016年のサトノダイヤモンドの有馬記念も単勝と当時不慣れな三連単で的中して心底うれしかったのを覚えていますが、今振り返ったら3,000円を9,000円にしたような馬券で、今回は自分の成長を感じられました。

今回の有馬記念、当てたけど大きく勝てなかった人やガミッてしまった人が意外と多かったようなので、以前より書いている『競馬で大きく勝つには予想よりも買い方』というのも体現できたかなと思います。

有馬記念で勝てた方も勝てなかった方も馬券を勉強して来年も楽しく競馬と付き合っていきましょう!

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