南アルプス前哨戦で距離感覚が崩壊する【2012.05 伊吹山】
いよいよ南アルプス前哨戦、伊吹山登山。滋賀と岐阜の県境に聳える名山。米原・大垣間を電車で通るとき、いやが応にも目に入る存在感のある山である。伊吹おろしとして知られる風の通り道上にあり、冬期は日本海気候に似た積雪の多さに見舞われる。風の落とし物はすべて伊吹山で見つかるだろうというくらい、日本海からの贈り物が伊吹山で感じられる。地理的条件の生んだ風の軌跡は、伊吹山に花の名山というもう一つの顔を生み出し、豊かな生態系の躍進に一役買っている。
これまでポンポン山、能勢妙見山、金剛山