市場の過熱感を掴むバフェット指数

バフェット指数とは?

計算式は「当該国の株式時価総額÷当該国の名目GDP×100」です。
その国のGDPに対して株式が何倍高く取引されているか計算する指数になります。
①市場に取引されている株式をすべて買った場合、その国の社会活動のほぼすべてを手中に収めることができます。
②その国の社会活動の結果として、名目GDPがあります。こちらもこれがすべてではないですが、ほぼすべてがこの数値に載ります。

FRBバランスシート

金融緩和をすれば株価は上がり、縮小をすれば株価は下がります。
バフェット指数だけでは、金融政策を反映することができないため、FRBバランスシートも含めるのが正確に計算する上では良いでしょう。
ただし計算式が少し複雑になってしまうため、指標としてはバフェット指数そのままが優れるのではないかと思います。

現在は171%超 株価は割高?

水準としては割高と言えると思います。一方で難しいのはリーマンショックやコロナショックから日が浅いためショックに対する警戒感が強いので、思うほど下がらないという状況が起きている気がします。
2023年になって株価が一時下がりましたが、割安の水準に落ちることなくその後反転しています。
警戒はした方が良いのですが、警戒ばかりしても好機を逃してしまうと言えるかもしれません。

まとめ

個人的には現金比率を増やすのが良いと思います。
リスクの高い資産は精算してしまうのが良いでしょう。
一方で市場平均の積立やゆっくり買った現物などは無理に売却する必要はないのかと思います。怖かったらヘッジポジションというイメージです。
逆に今から何かを急いで買うなどは辞めてひと息ついている方が良いと思います。

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