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別冊SIX

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メールマガジンに書いたコラムの棚卸し(文/SIX)
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2022年4月の記事一覧

固い韻の考察

概要たまに見かける“固い韻”“韻が固い”という言葉。※1 これは、どのような意味で使われて…

制約はヒント

発想力にはリミッターを付けず、自由に活用したい。 では、制約は無いほうがよいのだろうか。…

表記によるリズム一致率のサポート

概要活字媒体において、ライムフレーズ間のリズム一致率が低い場合に、表記の加工によってそれ…

表記による認識率のサポート(補足)

承前これまでに、区切りが変則的な韻、配置が変則的な韻をサポートする例を示した。 以下は余…

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発信者を明示しない意見交換の良し悪し

概要以前紹介した“ライムラボ”というScrapboxコミュニティがある。 このコミュニティをしば…

表記による認識率のサポート(後編)

承前ここまで区切りが変則的な韻の例を示した。 つづいて、配置が変則的な韻の例を示す。 例1…

表記による認識率のサポート(前編)

承前“ライムフレーズの区切りと活字媒体”の続き。 以下に、“単語区切りがライムフレーズの区切りと不一致であるため、表記によって区切りを調整している韻”の具体例を挙げる。 例1区切りが変則的な韻のサポート例。 第一句「ワードゲームに」と韻を構成する、第二句「可能性生み」は「可能性生み出す」というフレーズの途中で終わる単語途中ライムである。 ここで「可能性生み 出す」の空白はライムフレーズの区切りを明示するために挿入された、認識サポートのための表記である。 それ以外の理由

ライムフレーズの区切りと活字媒体

概要以前、単語途中ライムについて以下のように述べた。 これは、“ネットライム”をはじめと…

作詞家のためのプラットフォーム

作詞に関する様々な交流を行えるプラットフォーム“lyrichub”。 完成済みの歌詞の投稿、共作…

謎掛けと韻

概要謎掛けと韻は似ている。 謎掛け謎掛けでは、一見関連性の無さそうな二つのものを提示し、…

日刊SIXのようなもの

日刊SIX日に一度のSIX。 もっともベーシックなプラン、まずはこちらがおすすめ。 週刊SIX週に…

J.D.S.トリビュート

概要レーベル“Jiji's Delivery Service”の参加アーティストまたはその作品に関する二次創作…

即興と品質は両立できない

概要即興で素早く考え出すことと、品質の良さは両立できない。 フリースタイルで咄嗟に考えた…

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見破られる前に尻尾を出す

概要ライムローテーションとバールストン先攻法の話からの連想で考えたこと。 もしも自分がコンピュータであり、周囲にそれを知られたくないのだとしたら(※1)、それをあえて一度告白するだろう。 その事実を徹底的に隠そうとするよりも、わざと時々“私はコンピュータです”みたいなジョークを盛り込む――という戦略を選ぶ。 そうすることで真実を“すでに検討済みの可能性”の中に紛れ込ませ、その仮説から他者の意識を逸らすことができるのではないだろうか。 また後日、うっかり正体をばらしてしまう