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スキルなし30歳、副業元年。

8月初旬。今月の23日に31歳の誕生日を迎えます。

30歳、半還暦。私のなかでは副業元年、そして初めての転職。とても濃い1年でした。27歳くらいの頃からずっと、30代に突入するのを楽しみにしていたのですが、いざ迎えた30歳は想像以上に楽しくて、刺激的で、わくわくする1年でした。

副業元年のきっかけ

21年に入ってから、とつぜん世界が広がったように思います。というのも、副業を始めたから。もともと興味はあったけど、どうすればいいか分からなくて。どうすればいいんだろう〜と思いながらも特に活動していませんでした。

そんなぐうたらな副業生活(?)の中、たまたま描いた1枚の図解が私の副業人生のきっかけになりました。2020年7月に受講したコンカーアカデミーの図解です。

こちらの図解がRTで拡散され、当時はフォロワーが100人以下だったにも関わらず、結果100弱のいいね!をいただきました。インフルエンサーの力は偉大です。

また、その後グラフィックレコーディングに興味がわき、レコーダーの方とお話させていただいた際に「えの季さんの図解見たことあります!」と言っていただいたのです。まさかまさかの。超びっくり。2回目ですが、本当にインフルエンサーの力は偉大です。

結果、この図解がきっかけで、21年に入り何度かグラフィックレコーディングのご依頼をいただくことができました。この図解が依頼に直結したわけではないのですが、十分きっかけにはなっています。お声がけ頂いたとき、やはり発信することが大切だなと痛感しました。今までのように「ねむい」「おなかすいた」系のツイートばかりしていたら、絶対にお声掛け頂けなかったでしょう…。

また、大変ありがたいことにコンカー様の別のセミナーにも参加させていただくことができたため、ふたたび図解を作成しました。

※ちなみに、こちらの図解は依頼ではなく、私が勝手に描きました。「内容を是非シェアしてください」と事務局の方が仰っていたので、それならわかりやすく伝わる図解にしよう!という意図で作成しました。また、セミナー自体はすべて無料だったのですが、内容があまりに素晴らしく大変為になったため、すこしでも運営の方に恩返ししたい、という思いもあります。結果、様々な方の目に触れたようでよかったです。

正直、三村社長の講義内容が素晴らしかったので、図解の評価はそれ(講義内容)に引っ張り上げられていると思うのですが、それでも、私の強みを知ることができ、また、貴重な経験をさせていただいた、非常に思い入れのある図解たちです。

ということで、Twitterで自分の得意を交えて発信をしたところ、お仕事のご依頼をいただくことができました。30歳になり、自分の力でお金を稼ぐ、という経験をすることができました。これは本当に嬉しかったですし、31歳はさらに磨きをかけていきたいと思います。

強みの探しかた

そもそも、自分の得意が何なのか?分からないひとが多いのではないでしょうか。
わたしも、正直自分の強みが何なのか分からなかったです。が、今は図解がわたしの強みです!と発信できるようになりました。
これ、なぜ分かったかというと①発信したから ②反応を頂いたから、です。この両方があったから、わたしは自分の強みを知ることができました。
そして、当たり前の話ですがこれ、①が無かったらそもそも②が生まれないのです。
この広大なインターネットの海で、発信もせずに悶々と「私でもこのくらい作れますけど?」と思っても見つけてもらえない。だって、“これくらいの作品”を発信している人が先に評価されてしまうから。“これ以上の作品が作れる”としても、発信しないとそもそも評価されない(=見つけてもらえない)のです。

実は、わたしがその典型でした。いやいや、このくらいの図解できるし〜、とか、このくらいのイラスト描けるし〜、と思いながら発信しなかった。(ちなみに、できるし〜と思っていることでも、実際にやると全く違います。)見つけてもらえないから評価もされない。
ある時(わたしはコンカーアカデミーの図解がそれでした)、ふとしたタイミングで発信すると、それがまるで生き物のようにインターネットの海を泳いで、様々な評価を受ける。
その評価は時として傷つくこともありますが、人に見られることを意識した発信は、自身の成長にもつながります。新しい視点を手に入れることもできますし、何よりも“人からの評価”により自身の制作物に価値が生まれる。

前回のnoteにも書きましたが、自分のイラスト図解にこんなに需要があると思っていませんでした。
しかし、価値を決めるのでは私ではなくて第三者なのです。シモカタさんに壁打ちにお付き合い頂いたときにも同じアドバイスを頂きました。
大学時代に飲食店でバイトをしていたときに調理長から「あなたが出来ていると思っても、評価者がそれを評価しなかったら、できていないのと同じ」と口酸っぱく言われたのを今でもよく思い出します。
調理長とは相性最悪で、今でも思い出すと暗い気持ちになることがあります。しかしこの言葉は本当にその通り。社会人になってから、何度も自分に言い聞かせた言葉です。
逆を言えば、自分が「えっ?これがそんなに?」と思うことでも、それを受け取る人間が“価値”を見出せば、それはわたしの(或いはあなたの)強みなのです。
※そしてもちろん、こんなに頑張ったのにこの評価なの?!ということも充分あります。悲しいけど。

副業を始めてみて思ったこと

これ、正直書くかどうか非常に悩みました。が、思い切って書きます。

”あなたに向いている発信は副業に育ちやすい”

気を悪くされた方がいたらごめんなさい。もちろん、あなたの努力を否定しているわけではないです。
ただ、これは私が実際に様々な発信をして感じたことです。

なぜ副業に育ちやすいかというと、あなたの”価値”がきちんとクライアントに伝わるから。

最初のお仕事は図解を始めて約半年くらいのタイミングでいただいたと思います。正直、当時の私は「えっ?!いいの?!?!」という気持ちでした。が、ご依頼頂いたからにはしっかりと、出来るだけのことはやろう、と依頼に対して真摯に向き合い、制作に励みました。
その結果、ご依頼頂いたクライアント様からは代金のお支払いはもちろん、リピートもしくは継続してご依頼いただいております。

わたしは、自分の制作物の評価指標のひとつに“リピートして頂けるかどうか”を設けています。というのも、本当によかった!と思えるサービスでないと、繰り返し利用していただけないから。これは飲食店でも同じことが言えると思います。
自分で自分を評価するのは難しいので、お客様に評価を完全に委ねます。そして、その評価は制作物を喜んでいただけたか、代金をお支払いいただいたかではなく、リピートして頂けるかどうか。
もちろん、納品物を喜んでいただけるのは本当に嬉しいことです。しかし、どこかで社交辞令かな…?と疑ってしまう私がいます。
リピートして頂けるかどうかで判断するのは、自分にとっても、とても健全です。

さて、ここで本題の“向いていることがマネタイズしやすい理由”です。向いている=第三者(受け手)から評価されること、とお伝えしました。
第三者からの評価は“何がよかったのか”を教えてくれます。そしてその第三者から教えてもらった“よかった理由”は、クライアントから“求められるスキル”となります。
つまり、他者が評価する自身の強みは、そのままクライアントへのアピールになるのです。

私の仕事はアーティストではありません。クライアントがやりたいことを、お手伝いするのが仕事です。
彼らが目的をスムーズに達成できるよう、その手段を提供するのが私の役目だと考えています。なので、彼らの目的は忘れずに、その目的に対してどのようなご提案をするか、がとても大切です。
その時に自分の強みがわかっていると、クライアントに対して”わたしはこのような価値を提供できます”と言語化して伝えることができるのです。
”あなたの価値を言語化すること”で、クライアントの目的達成に向けて同じ方向を向く、もし同じ方向を向いていない場合に早期に修正することが可能となります。
その結果、クライアント様の目的を達成することができ、お互い気持ちよく仕事をすることができるのです(と、わたしは思っています)。

最後に

いろいろ偉そうなことを書いてしまった。ひええ〜。
と、思わないではないですが、副業元年のわたしの気づきを共有させていただければと思い、まとめました。文章を書くことはあまりしないので、きちんと伝わったかどうか…うまく伝わるといいのですが。
わたし自身、まだまだ駆け出しです。けど、今までずっとスタート地点を見ては「どうすればいいんだろう」「私にもできそうなのに」と指をくわえていた私がようやくスタートを切ることができたのが、30歳という節目の年でした。

まだまだ、やりたいことは沢山あります。農業や食べることが大好きなわたしの最終目標は”地方に埋もれたおいしい農作物を皆にお伝えすること”です。特に、そこに関わっている人に焦点を当ててお伝えできるなら、それはとっても幸せなことです。

ようやく迎えることができた副業元年。このnoteが誰かの元年のきっかけになれたらいいなと思いながら、わたしも自身の目的に向かってのんびり走ったり歩いたり寄り道したいと思います。





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