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救いの手をくれる横槍メンゴ

高校1年生の時から
本屋さんに足繁く通うようになりました。

日々更新される新刊コーナー
が見るのが楽しみで、
週3日か4日で通うようになりました。

その時期のマンガ売り場には
どこに行っても
クズの本懐が
平積みで置いてありました。
(ちょうどドラマとアニメが
同時にやってたんですよね)

最初は全く興味がなかったのですが
段々と表紙の女の子の
透き通るような目に惹かれて
全巻買ってしまいました。

これが
悪く言えば沼の始まり
よく言えば救済の始まりでした。

高校1年生の時には
そこまでハマらなかったんです。
全巻読んだ感想は

ドロドロ?しててhだなぁ
って感じでした。

この認識が変わったのは
高校3年生の秋でした。

受験勉強に勤しむべきこの時期
私も同じように
毎日予備校の自習室に通っていました。

と、同時に
恋愛にも精を出していたんですよね。
クラスに気になる子がいて。
ちょうど秋の頃に事切れました。

辛くて、学校に行くのも
足取り重く…

その時部屋にあった
クズの本懐を読み返しました。

恋愛に関する心理描写が多いのですが
首もげるほど頷きました。

特に絵鳩早苗が大好きで。
雨の中主人公と喧嘩するシーンは
悲しいシーンですが
とても好きです。

物語は8巻で終わりなのですが、
エピローグの9巻は
登場人物が過去の恋愛を振り切って
前を向いて歩く話が描かれています。

クズの本懐9巻は
僕の部屋のデスクに
いつでも読めるように置いてあります。

辛くても前を向ける日が来るからがんばる
そう思える作品です。

他にも横槍メンゴ先生の
短編集が大好きです。

「めがはーと」も
「いっしょうすきってゆったじゃん」も
2冊ずつ持っていて
デスクのすぐ手に取れるところに
置いてあります。

僕はあと何年も横槍メンゴ先生の
物語にとらわれ続けると思います。

でもそれは悪い底なし沼ではなく。
心地の良い底なし沼なのだと思います。

あなたにとってのバイブルはなんですか?

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