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ICUは1学部1学科

ICUには学部も学科も1つしかありません。今ICUに在学している人は全員、教養学部アーツ・サイエンス学科の学生です。

ICU生であることを伝えると「何学部なの?」「ICUってどんな学部があるんだっけ」と聞かれることがあります。2007年度まではICUにも複数の学科が存在していましたが、2008年度からは1学科のみになりました。入学の時点で専攻は決まっていないので、学生は入学後に色々な授業を履修してから自分の専攻を決めます。

大学に入る前から「法学が学びたい」「文学をやりたい」と学びたいことが決まっている人は、法学部や文学部に迷いなく進めると思います。しかし、私のように「政治学も社会学も一度も学んだことがないから、勉強したいかどうか分からない」と考える人も少なくないと思います。中学や高校で政治学も社会学も学ばないので、それがどんな分野なのか高校生の私にはよく分かりませんでした。学んだことがないのに4年間何を学ぶか入学前に決めなければならないというのは少し無理があります。実際にICUで政治学の授業や社会学の授業をとってみて初めてどんなことをやるのかが分かりました。どのような学問なのか知ってから専攻を決めたいという人や、気が変わりやすいから入学前に専攻を決めたくないという人に、ICUは合っているかもしれません。

以前からずっと疑問に思っていることがあります。ICUの何学部なのかと聞かれて「教養学部です」と答えると、かなりの確率で「先生を目指しているの?」と聞かれます。これはどうしてなんでしょうか。教養学部と教育学部の音が似ているからでしょうか。ICUで教育学や言語教育を専攻している人のなかには、教員を目指している人が少なくありません。ただ、他にも専攻は色々あるので、教員を目指していない学生の方がたくさんいます。教養学部から教員が連想されるのはいったいどうしてでしょうか。この謎が解けたら記事を書こうと思います。

あなたの周りに、大学名を伏せて教養学部であることだけを明かしている人はいませんか。もしかしたらその人はICUの学生かもしれません。



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