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恵那神社

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恵那神社の石碑A 碑文書き起こし・解釈

「碑文の解釈」(中山道歴史資料館さんに依頼)
恵那神社は美濃の国にある。大きな金槌のような恵那山の頂に三大神をまつる兼ねた社がある。広い空間には前社がある。それは山麓にあって創建年月が詳しく延喜式の台帳に既にその名は存在している。
日本武尊東征の記載の箇所に信濃坂の山神というのは此の神である。遠くに山上にあって三十の神の威力は薬につき従い、庶民は尊敬していることと知るべきである。従になって戦国時代

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恵那神社の石碑B 碑文書き起こし・解釈

【碑文の解釈】(中山道歴史資料館さんに依頼)
恵那山林は旧(かつて)幕府の直属の士であった山村氏が邑(村)を采配していた。明治維新に廃藩置県の令が下り、各々の藩は分割された。そして属官、属民は境界が接してしまった。
また神社数派の下級役人たちは境界を決定することができず、しかもその地域に居住している人たちは、そのことには関知しなかった。そこで中津川の郷(さと)の家柄高き小木曽彦十翁、諱(いみな)は

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