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サワー種はfeedingなしでパンを作り続けるとどうなるのか。

サワー種はfeedingなしでパンを作り続けるとどうなるのか。
feedingしたサワー種をそのまま追加でfeedingせずに
1日目(約12時間後。一般的な使用)、2日目(約36時間後)、3日目(約50時間後)、4日目(74時間後)にそれぞれパンを作って比較していきます。

レシピ
春よ恋(北海道産) 50g
水 34g
サワー種 10g
塩 1g

工程
ハンドミックス
フォールド 5回
Baking 250℃ 15分

1日目(約12時間後。一般的な使用)

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2日後(約36時間後)
使用前のサワー種の様子↓

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仕上がり(左:12時間/右:36時間)

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3日後(約50時間後)
サワー種の様子↓

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仕上がり

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結果
・アピアランス
全てほぼ変わらない。区別することは難しい。

・カラー
全てライトブラウン。所々に白い部分が混ざっている。

・クラム
1日目よりも2日目、3日目と日が経つにつれて気泡の大きさが均一に近づいていっている。

・酸味
1日目:ちょうど良い。食べていて心地よい酸味。
2日目:かなり強い。単体で食べるのが辛い。過発酵のえぐみも感じる。
3日目:少し強いが問題なく食べれる。

・香り
1日目:小麦と乳酸の香り。
2日目:小麦と乳酸の香り。若干香りが弱まったように感じる。
3日目:小麦と乳製品の香り。強さは2日目とほぼ同じ。

まとめと仮説
・アピアランス
3日たっても酵母の数は減少していないと思われる。

・カラー
酵母の数が同程度なので、色付きにも変化が見られないと考えられる。

・クラム
気泡の大きさがまとまってくる理由は不明。

・酸味
2日目になって乳酸菌の数が増え、3日目には減少したのか。

・香り
3日目に乳酸よりも乳製品のような香りに変化しているので、乳酸菌は減少したと考えられる。

反省と課題
もっと詳細なデータと評価基準を均一にするためにフォーマットを作る。

もしお気づきの点や、ご意見などありましたらご指摘いただけると幸いです。
今後のまとめに取り入れていきたいと思います。

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