Logic Proを侮るわけにはいかない!
以前、歌ってみたの人向けにはスタワンじゃね?って記事を書いたものの、別の形でLogicも最適解の一つだな、と思ったので紹介。
なお、過去の記事はこちら
先に言っておくとLogicはMacOSのバージョンによって機能が変わってくると言うか、インストール可能なバージョンが異なるので、ここで紹介する機能がない!って人はOSのアップデートをしておくと良い。
Logicを愛すべし!
LogicってX(Twitter)で使ってる人がそこまで多くないように見えるのがとても謎。Mac専用ソフトながら、みんな大好きGarage Bandと同じ操作感でありながらも、プロが普通に仕事で使っているソフト。さらに言うと、他のDAWよりも圧倒的に安いにもかかわらず、アップデート無料。
みんな狂ったように使っていて当たり前のソフトであることは覚えておいていいはず。
あと、iPhoneのガレバン録音のプロジェクトをそのままLogicで開くこともできるので、歌ったやつをどうやってパソコンに持っていけば!って悩みすら解決する素敵アイテムでもある。
歌ってみたの最適解の別の形
すでに記事にしているスタワンが最適解じゃね?とまた違う形でこのソフトは歌ってみたに対しての素敵機能がある。
こんな感じで作者が用意してくれているインストを並べてから録音するなり編集するなりみんなすると思うんだけど、すでに2mixになっているのでいじりずらいって部分は絶対に出てくるはず。
これをそれなりに楽器単位でできるだけ分割したい場合は、RXシリーズのスタンダード以上に搭載されているmusic re-balanceって機能を使うことになる。なお、購入するとRXは7万円弱する。ちょっと気楽に試せないでしょ?
しかし、Logicは機能として対応してくれている。
stem分割機能
こんな感じでトラックに配置したインスト音源を右クリックするとstem splitterという機能にアクセスできる。
こんな感じの選択肢が出てくる。
ちなみに今回はただインストのみなのでボーカルのチェックは外そうかな、と思う(ご自由に
実行するとこんな感じ。
もちろんパーフェクトに音が楽器単位で別れている!とまで言えるかどうかはともかく、かなりうまく切り分けてくれている。
この機能があればピッチを変更したいけどドラムの音は変更したくない!みたいな要望に数秒で答えることができるのだ。
こんな感じでそれぞれのトラックに対して調整かけまくることが可能になった。これ、しれっと追加されてる機能と思えないぐらいすごい。
マスタリングお手伝い機能も!
個人的にマスタートラックの調整までやって2mixと思っているので、今時のマスタートラックの調整をマスタリングと呼ぶのはめちゃくちゃ抵抗があるが、今回はひとまずスルーする。
マスタートラックにこんなプラグインが刺さっているけど無効という状態になっている。これ気になるでしょ?
有効にして曲を鳴らしてみるとこんな感じで自動で設定をしてくれる。先ほど紹介したRXと同じメーカーのOzoneの自動機能と同じようなものと思ってもらえればいい。OzoneそのものでAIマスタリングを最低価格でとなると、機能としてはそのシリーズの最低クラスであっても8000円ぐらい。
Logic、思ってるよりも便利でしょ?
このソフト、DAWって単語が一般的になる前のシーケンサー時代から存在しているし、当時から令和の今に至るまで楽曲作成で使われているソフト。そのイメージもあって、手軽に使える機能が多いにも関わらず他のDAWに比べると話題になりにくい傾向がある。
ただ、天下のAppleが本気でバージョンアップを継続してくれているのは伊達ではないだ。金額も手頃で手軽な便利機能もあり、ガッツリと現役のプロが使い続けている。
もっと欲しがる人が増えてもいいソフトだと思うのよね。
教える立場なのでできる限りはワークショップなどで教えた内容を説明していこうかなと。地方の人やワークショップに事情があって参加できない人たちへのサポートが今後もやっていければと思っています。