宅録で声だけならこれでよくね?
基本的にノイズリダクションといえばRXシリーズ、もしくはAdobeのAuditionのどちらかを使うことになる。とはいえ、世の中にはいろんなノイズリダクションに使えるソフトやプラグインが沢山ある。
というわけで今回はWavesのClarityを使ってみようと実験していた。
使うのはこのファイル。
外で録音したもので、空白想定の部分すらかなりの環境由来のノイズが含まれている。ずっと風が吹いているという状況の素材がなぜか手元にあったという・・・
これに対してどう使うかというととても簡単。DAWのこのファイルのトラックにインサートでClarityをさすだけ。
使い方は本当に簡単で真ん中の大きいつまみをひねるだけ。このつまみは0-100%となっているのでそこまで考えずに使える。
こんな感じでつまみをひねるだけで、声以外の成分を大幅に下げることができる。このプラグインは基本的に「声を際立たせる」ためのもので、声以外のトラックに使ってもぶっちゃけほとんど成立しない。
逆にいえば声のトラック関しては猛烈に強くて簡単。この事実を覚えておくといい。
これがプラグインを通す前の波形になる。声以外の部分のノイズが明確に存在している。
これがプラグイン通した後の波形。ただつまみを捻っただけで声以外のノイズ成分が一気に削られている。
先ほども述べた通り、声以外に対しては使えないプラグインと思っていい。実際にギターなどで試したが、ほぼ役に立たない。ただ、声に関しては本当にこれだけでこの能力を発揮する。
教える立場なのでできる限りはワークショップなどで教えた内容を説明していこうかなと。地方の人やワークショップに事情があって参加できない人たちへのサポートが今後もやっていければと思っています。