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【無理やりの軽井沢、でも期待してなかったからむしろ良かった!】24/06/24

オトキューパスはまだ2日分も余っている。まあ高齢者向け(私ももちろんそうだけど)だから、リタイアして毎日が日曜日の方などは5日間でありがたいかもしれないけど、今んとこ私やCちゃんには難しい。
けど私はMMI(Make the Most of It)をモットーとしているので簡単には引き下がらん。

越後湯沢と東京の両方に拠点を持って行ったり来たりしているSちゃんに連絡をとってみたら、ちょうど24日の朝から越後湯沢の方に行ってしばらく滞在するとのこと。泊めて欲しいと言ったら快諾してもらったので、よっしゃぁぁ。

越後湯沢なら近いので、火曜日の夕方からの仕事に間に合うように帰れるだろう。

とはいえSちゃんも24日は仕事なので昼間は相手はして貰えない。
そしてやっぱり乗り鉄成分やや高めな私としては、オープンパスを活かすように考えたい。

前日盛岡から帰る新幹線の中であーでもないこーでもないと色々考えまくり調べまくり、はっと思いついたのが軽井沢。

越後湯沢までのどこか、とか、少し通り過ぎて新潟とか色々考えたが、どこもそれなりに乗り継ぎが面倒だったり、行った先で長時間バスに乗ったり、例によって本数が極端に少ないので動きがとりにくかったり。その上、天気もイマイチな感じだし、紫陽花のシーズンも新潟あたりではまだやや早めだし、どうもどこもピンと来ない。

が、軽井沢なら!近いし、新緑が気持ちよさそうだし、行った先の交通の便も悪くない(バス便が多い)。たとえ雨でもなんとなくいい気分になれそうな施設も多いし、そして、越後湯沢とは高崎から路線が別れてしまうので途上ではないものの、新幹線で高崎に戻って乗り換えて越後湯沢まで簡単に行ける。新幹線も乗りほーのオトキューパスならでは!

てことで月曜日、割とのんびり目に家を出て軽井沢へ。自由席も多いので、オトキューパスだと本当に気楽に、在来線に乗るのと同じような感覚で新幹線に乗れるので嬉しい。
とりあえずはまだ行ったことのない白糸の滝に行ってみよう。軽井沢駅12時ちょうどのバスで23分。

バスの車窓がまた美しい。かつては軽井沢なんてスノッブだ、と行きもしないのに(そして今よりさらにビンボーだしパスもないしで行かれないくせに)ちょっとバカにしていた。でもオトキューパスや青春18きっぷが少し余ると行きやすいので時々行くようになり、そうするとその魅力が分かるようになってきた。
旧軽のやや賑やかなあたりを過ぎるとすぐ、新緑に包まれた道になり、三笠ホテルのあたりからは山道で、どこを見ても本当に美しい。


おまけに、例によって例のごとく、曇り予報だったのに太陽が顔を出す。新緑が鮮やかさ、輝きを増す。おー、これはいい。それでもさすがは避暑地、けっこう涼しい。この日は下界(?)はかなり暑かったようなので、避暑に来たマダムな気分を味わう。おほほほほ。


白糸の滝は初めてだが、迫力のある滝ではないにしても、いかにも涼しげで、人はかなり沢山いるにも関わらず静かで、鳥のさえずりが心地よい。来てよかった!

とはいえ白糸の滝付近では長居したくなるようなカフェとかはなく、人も多いので、割にすぐ切り上げ、13時過ぎのバスで戻る。

バス待ちをしながら「わさびまん」を食べる


途中のバス停で降りようと目論んで、本当は三笠パーク入口、とかいうところで降りようと思っていたが、そこから駅までは3kmで、歩けないことはないと思ったのだが何しろ連日歩いて、また持病の股関節痛がやや出ているので怖気づき、その次の一本松まで行ってしまう。でもそこまでは割と田舎道な感じだったのが、そこからはもう結構開けてしまったのでちょっと後悔した。

そこからは旧軽銀座までわずか。
正直、旧軽銀座とかはあまり興味がわかない。鎌倉の小町通りみたいなもので、オサレな店は沢山あるが今更見たいとも思わない(というより見始めるとキリがないので最初から視界に入れない)。

赤バスとかいうのの停留所があり、見晴台という所に連れていってくれるらしいが、1便行ったばかりで、次のバスはもう最終のようだ。観光案内所の前だったので中に入って聞いてみると、やはり次が最終で、それに乗ると帰りは10分後なので現地であまり時間がない、帰りは1時間ぐらい歩くことになる、またはタクシー、とのこと。帰りの歩きは下る一方だからいいかもしれない……けどやめとく。次回来る時はちゃんと時刻を調べておこう。オマケ旅なのであまり調べてないし、その分執着もない。また気軽に来れるしね。

旧軽の別荘地は自然の中で、散歩に良かったような記憶が。てことで旧軽銀座からどんどん離れて歩いていってみる。
おー、いいなあ。
こんなとこに別荘持てるなんて羨ましい。新緑の葉っぱの多くはカエデのようなので、ここは秋も良さそうだ。

別荘族たちは当然車で動くんだろうけど、軽井沢は緑深き別荘地には珍しく、電車やバスのアクセスもよく、駅から歩いてでもたどり着けるところにある。車がなくても電チャリでもあればスーパーとかも楽に行けるし飲食店も多いし、ここに別荘ひとつ買うかなーー。
……タカラクジアタッタラネ。


駅まではしんどいのでバスに乗りたかったけど、さすがに都会のように頻繁にバス便がある訳ではなく、かなり待つのでやめて結局歩いてしまう。普通の家々が通りに面したところに花を植えていて、それが素敵。なので歩くのも苦にはならない。 途中でチーズソフトクリームなど買って食べながら歩く。

チーズソフトを買ったところに並べてあったチーズたち
レストランの前にゴージャスなバラ
銀行の前

セイヨウノコギリソウ


あじさいはまだまだ


  駅に戻ってもまだ少し時間があるので、反対側に出てプリンスホテルへ。晴れちゃって暑いので芝生の中の木陰のベンチで休憩しようとしたが、虫が落ちてきて鬱陶しいので退散。アウトレットモールにはますます興味がないしなあ。お腹も空いてないし。だいぶ歩いててかなり疲れてたけど何となくまたそこらをウロウロしてしまう。

プリンスホテルのアウトレットモール内の芝生広場



でも全体としてはひじょーー!に満足。どうせオマケの旅だから期待値が高くなかったのがむしろ良かったのだろう。緑の中をただ散歩するだけで楽しかった。

17時少し前の新幹線で高崎、乗り換えて越後湯沢にちょうど1時間で到着。あーなんてお気楽なの。

高崎で乗り換えた新幹線から妙義山のあたりを眺める
吾妻川を渡る


駅でSちゃんにピックアップしてもらう。

続きはまた。


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