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マンション共用部分はあなたの力でここまで変えられる!! ①大理石壁面の徹底清掃

この記事のカバー写真、何だと思いますか?
そうです、両面テープの残骸です。

今回は、前回の記事の具体的改善例その①  "1Fエントランスおよびロビー壁面のくすみ汚れの徹底清掃" についてです。

(注:文中の「管理会社」とは、マンション管理組合が委任契約している建物全体の管理会社のことです。)

大理石の壁は床と違って傷付くことがまず無いので、きちんと清掃さえされていれば照明の光を鏡にように反射しますが、表面が汚れていると霞がかかったような鈍い光になります。
また表面の汚れの原因は固着した埃だけではありません。カバー写真のような両面テープの残骸もくすみの原因です。

この15年間に貼った貼り紙の裏の両面テープが破れて壁面に残り、それが経年劣化で黒ずんだり黄変したりしたものですが、この物件ではそんな残骸がエレベーターの周りを中心にあちこちに残っていました。

先ずはここから手を付けようと、管理会社の担当者には現場の写真を撮ってメールに添付し、拭き掃除の徹底と残骸除去を要請しました。

この時、一歩踏み込んでこんな指示をしました。

両面テープの残骸除去については「除去が一通り済んだら壁面に対して横向きに立ち、腕を上下に動かししながら手のひらを壁面に滑らせ、引っ掛かりが無いか(残骸があると手のひらで分かるので)チェックしてください」と、チェックの仕方まで細かく指示したのです。
立ったまま腕を上下した範囲に限定した理由は、この範囲にしか貼り紙をしないからです。

また、壁面全体の汚れについては「ダウンライトの照明が鏡のように反射するまで拭いてください」と指示しました。

 細かい指示でしたが、現場を見ていない管理担当者はこのような確認方法までは思い浮かびませんので、作業を請け負う清掃員にとっても明確な指示だったはずです。

一週間後に見に行くと、残骸はきれいに除去されていましたし壁面の埃も無くなって照明の光がピカッと反射していました。

 管理会社の担当者に何かを要請する時、漠然とした要請だけでは思うような成果は期待できません。
具体的な作業方法やその確認方法までを事細かに指示することが思い描く結果への近道ですし、管理担当者にとっても手間が省けて助かるはずです。

前向きな働きかけであれば、その熱意は必ず管理担当者に伝わりますし、上手くいくようにサポートしてくれます。

「こんなに細かい指示をしたら鬱陶しがられないかな」などと心配せず、思いついたことは管理担当者にんどん提案していきましょう!

 
次回は具体的改善例その②  ”エレベーター内の汚れた壁門保護マットおよび足元マットの撤去” についてです。

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