「にんげんっていいな」を泣きながら歌う

月曜日。休職してから一週間が過ぎました。
会社アドレス宛に次々に届くメールも、会社から届いた封書も確認できていないままなのは流石にまずいと思っていたところ、社長から直々にお電話をいただきました。まずい。
丁度電車に乗っていたのでこの電話は出ずに無視しました。口実があって良かったー！

最近は適応障害の症状も表れていないし大丈夫でしょう！と思い、お尻に火がついた状態でメールの確認から始めたのですが、全然ダメでした。
思考が一気にネガティブになるわ、涙が止まらなくなるわ、胸が苦しくなって息切れを起こし、床に蹲って号泣しながら動けないこと小一時間。

だいたい、貯めに貯めた約500通ものメールを一気に捌こうというのが無理のある話だったのかもしれません。相変わらず自分のことを知らなさすぎ、過信しすぎ。さっさと本題だけ済ませて他は全部寝かせておけば良かったのに。

とはいえ、私も自分の病状に慣れてきました。自分の機嫌は自分で取らなきゃね、という思いで何も考えずに観られるバラエティ番組を鑑賞。
その流れでお皿洗いをしました。身の回りの整理整頓も安定した精神の礎になること、今の私はよく知ってます！さっきまで観ていた番組に出てきた歌を歌いながらご機嫌で皿洗いをしていたはずだったですが、選曲がまずかった。

まさか「にんげんっていいな」がこんなに悲しくなる曲だなんて、子どもの頃は思いもしませんでした。

いいないいな　にんげんっていいな
みんなでなかよく　ポチャポチャおふろ
あったかいふとんで　眠るんだろな
ぼくも帰ろ　お家へ帰ろ
でんでんでんぐりかえって　バイバイバイ

人間らしい暮らしがなにひとつできていない私に事実を突きつけるな。今となっては暮らしのひとつひとつが本当に「いいないいな」だよ。

クリニックでもらった薬は結局未だに飲めていないままなんですけど、適応障害って薬さえ飲んでいれば治るんですか？本当に？私の生き方がそもそも全部間違っているんじゃないですか？

泣きながら動けなくなること、もはや発作って呼んでるんですけど、この発作が起こる度に俄かに「生きたい」という気持ちが薄れていくのが分かる。今まで、人と比べてなんの努力もしてこなかったからこそ、これからも生きていくのならもっと頑張らなくちゃ、と考えてしまう。だけど私、もう何も頑張りたくない。努力してまで生きていたいとは思えないよ。

にんげんっていいな！何気ない生活がすごく幸せだね！の歌を笑顔で歌えない人生なんて存在していいはずないだろ。お願いだから、もうやめてくれ。