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好きな画家の話

思えば幼いころから、レースやら宝石やらお姫様やらのキラキラひらひらふわふわしたものが好きだった。
何故好きなのかと問われても理由はよくわからない
ただ憧れというものが強いのかもしれない。

今日記事を書きたいなと思ったのは
私が好きな画家(イラストレーター)「アルフォンス・ミュシャ」の魅力について

好きとは言っても専門的な知識はほぼなく、彼のこういうタッチが良い!!とかこの作品がたまらない!!素敵!!という感想という名の想いを書いた記事です
気軽に読んでいただければ幸いです(笑)

◆作品と出会った経緯

冒頭で記載した通り、幼いころからお姫様が好きでした。
シンデレラや白雪姫、はたまたセーラームーンのプリンセスなど
子供の頃は本の挿絵を模写しながらドレスを描いたりお姫様を描くことが大好きでした。

そういった心があったからか、おそらく美術の授業でミュシャのポスターを見たときに、すんなりと「あぁこの作風好きだな」と思ったのです。

それから何となく好きだなという思いを抱えたまま時が経ち、
おそらく約10年前の話なのですが、新潟市にある万代島美術館にてミュシャ展を開催するとの情報を得まして、友人とミュシャ展を見に行きました。

ミュシャの絵が好きだと言いつつも、書籍に載っているものやインターネットでしか絵を見たことがなかったので実際に見れるというのでとても楽しみにしていたことが記憶に残っています。

やはり有名な方なので、展示会は大盛況でした。
休日だったのもありますが、混んでいたので1枚の絵を見るのにもなかなか列が進まず全部見終わるのに時間がかかった覚えがあります。

しかしやはり生で作品を見るのはいいですね。
タッチや色合い等の息遣いが聞こえてくるようでした。

個人的に驚いたのは、結構写実的な作品も多いということ。
ミュシャと言えばポスターの画風のイメージしかなかったので違うタッチの絵を見れたことも新鮮でよかったです。

展示会の図録とポストカードセットを購入しました。

◆中でも好きな作品

「夢想」1897年
個人的にはミュシャの絵と言えばコレ!と言うほど有名な作品なのではないかなと思っています。

中央の女性のドレス姿の女性の優雅さや、胸元の装飾の美しさ、
背景の花をモチーフにした模様の細かさ等が特に好きです。

現在ではパソコンなどで簡単に対称模様を作成することができますが、手書きの時代に背景の模様がほぼほぼ対称に書かれている技術が素晴らしいなと思います。

「四季」1896年
「春」「夏」「秋」「冬」の四季をテーマに4人の女性が書かれた作品です。
それぞれ書かれている女性は違いますが、四季に合った服装や花、装飾等作品によって季節の温かさや寒さなどが伝わってきます。

◆ここが素敵という個人的好きなポイント

①とにかく女性が美しい!

ミュシャの作品は女性がモチーフのものが多いです。
描かれている女性はどれも女神のように美しく魅力的です。また、一人一人が個性的なので違ったタイプの女性を見ることができます。

②装飾の細かさ

花や曲線、星などをモチーフに、人物の後ろや周りに書かれている模様が繊細で有機的なラインがとても綺麗です。
あまりに繊細で精巧なので、これが手書きなのか…と驚くばかりです。

私が大好きなモチーフがちりばめられているのでどの作品も魅力的に感じます。

③独特で繊細なタッチ

肉体のタッチは結構写実的で、肉体の柔らかさや立体感が表されていると思うのですが、一方で髪や花、宝石等は比べると平面的な印象を受けます。
ウェーブがかかった髪は、シルエットのように書かれていたりあたかも模様の一つのような優美さを感じます。

その二つの側面が見事に1枚の中でマッチしていて素晴らしいです。
色使いも華やかさと暖かみが同居しているような感覚を受けます。


ざっくりと自分が好きなポイントを書いてみました。
少しでもご興味をもったら作品を鑑賞してみてください。きっといろいろな発見があるはずです。

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