歯科における適合とは?
「適合」とは、「ある条件や事情にぴったり当てはまること」という意味があります(goo辞書より)。歯科における「適合」とは、補綴物(かぶせ物や入れ歯)が個々の患者の口腔内(口の中)に正しく収まっている状態のことを指します。この記事では、特にかぶせ物の適合について解説します。
辺縁の適合に問題があると、歯質からの移行部にセメント層(歯牙とかぶせものの接着面)の粗い表面や、不規則な形状ができて、ブラッシングなどによる清掃性を阻害したり、プラーク(歯垢)沈着の原因となる可能性があるとされています。
内面の適合が悪いと、補綴物を歯に接着する際に回転や水平的な位置ずれを起こしやすくなり、不適合の原因となるだけでなく、咬合にも悪影響を及ぼす可能性があります。このため、適合の悪い補綴物は予後に不安が多く付きまとうことになります。
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