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アルミホイルを頭に被るときの注意点

アルミホイルをツノ付きのヘルメットのような形にして頭に被る、という経験をした。M・ナイト・シャマラン監督の映画『サイン』でそういうシーンがあり、その再現をしたのだ。どういうシーンか気になる人は「映画 サイン アルミホイル」で検索してほしい。

実際にやってみると色々と注意点が見つかったので、せっかくだからここに書いておこうと思う。今後映画『サイン』のように頭にアルミホイルを被ろうとする人の助けになれば嬉しい。

①思っているよりも量が必要

アルミホイルを頭に被る際にまず思うのが、「けっこう量がいるな」ということである。このくらいかな、と思って最初にちぎったホイルを頭に巻いたときに、あなたは間違いに気づくだろう。「そうか、これはタオルやバンダナを巻くのとはわけが違うんだ」と。一周巻いてキュッと締めるわけにはいかないのだ。それでは全然安定しない。アルミホイルというのはその特性上、ある程度の量をギュッと押し固めることによって形状が安定する。あなたが最初に思った量の3倍は使うイメージでいいと思う。

②複数枚を繋げるのが困難

先程述べたように意外と量を使うので、アルミホイルを追加しながら形を作っていく展開になりがちなのだが、そこでぶつかるのが「追加のホイルがうまくくっつかない問題」である。一度押し固めたホイルにもう一枚のホイルを被せて重ねても、継ぎ目の部分から簡単にパカっと分かれてしまう。それではヘルメット状にまとめるのは難しい。きちんとくっつけるには、重ねる部分を多くする必要がある。そのため、足りないホイルを追加しながら作っていくと、結局使用量が無駄に増えることになる。最初に思い切った量を引き出しておく方が、結果的にホイルの節約につながる。

③作り直しがきかない

アルミホイルは、一度クシャクシャにしてしまうと、元に戻すのが難しい。一旦広げてやり直そうとしても、まず広げるのが困難だし、もう一度押し固めたときには形状を保つ力がかなり落ちている。そのため、何度もやり直した結果そのホイルが使えなくなる、ということも起こる。できれば一発で形を決めてしまうのが理想だ。大胆さと決断力が良い結果につながる。これはビジネスにも通じる部分ではないだろうか。

④思ってたよりウケない

僕がこの「映画『サイン』のようにアルミホイルを被る」という行為をやったのは、地元の情報番組に自宅からリモート出演したときだ。自宅で何やってるんだよ!と、スタジオが盛り上がればいいなと思ってやったのだが、実際は予想していたほどの反応はなく、なんとも申し訳ない気持ちになった。僕のやり方にも問題はあっただろうが、いずれにせよウケはあまり期待しすぎずにやる方がいいと思う。あと、背景が白いと見えづらい(特にツノ部分)ことがあるので注意だ。

以上の点に気をつければ、かなり失敗は減らせると思う。参考にしていただければ幸いだ。しかし、一番重要なのはやはり「実際にアルミホイルを被ってみること」である。何事も身をもって経験することが大事なのだ。それ以上に効果的な学びはない。映画『サイン』も、確かそういう話だったと思う。多分。わかんないけど。

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