時代は塩昆布
黒いリボンがたくさん付いた帽子をかぶっている人を見かけた。クリーム色の帽子のところどころに付いた黒くて細いヒラヒラにはどこか既視感があって、なんだろうと考えると、そうだ塩昆布だと気づいた。冷奴などにたまに塩昆布がトッピングされていることがあるが、その様子によく似ていた。
果たしてこれはオシャレなのだろうか。流行に明るい方ではないので判断が難しいが、正直洒落てるなあ、という印象は持てない。なんせ塩昆布だ。美味しそうだな、とか、軽くごま油を垂らしてもいいな、などと思うことはあるが、オシャレという印象には程遠い。若者の間ではそれがイケてるのかもしれないが、だとしたらもうさっぱり理解ができない。それだけおじさんになったということだろう。
今、時代は塩昆布帽子なのだ。
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