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待てど暮らせど

1カ月ほど前、いい加減スマホを機種変更しようとドコモショップに行った。iPhoneの新しいやつにしたいと言ったところ、店に在庫がなく届くのに一週間ほどかかるとのこと。仕方がないのでその場で予約を申し込んでその日は帰宅し、店からの到着の連絡を待つことになった。

そこから待てど暮らせど連絡はなく、1カ月が過ぎた。おかしい。さすがに遅すぎる。痺れを切らして店に電話をしてみると、対応した店員の説明がどうも要領を得ない。何を聞いても今はないですね、という説明に終始するので、じゃあいつ入るんですか?と聞くと一週間以内には、との返答。このあたりで、どうもおかしいぞ、と思った。多分だけど、前回の予約が忘れられてたんじゃないか?だって一週間で届くって言ってたもの。それがなんか知らんが1カ月経ってもまだ届いてなくて、今から一週間で届くと言われましても……。

これはほぼ確実に相手側の不備だろう。今から一週間待つのは別にいいのだが、とりあえずこの場を誤魔化そうとしている感じに腹が立った。僕はネチネチとした嫌味を言うのが得意なので、言ってやりたいフレーズが湯水の如く浮かぶ。だが、電話口の店員は前回対応した人とは別の人だし、嫌味を言ったところでこちらが虚しくなるだけなので、思い浮かんだ言葉の数々は胸に留めておくことにした。もう39歳になるのでこのくらいの自制は効くのである。

そんなわけで、これから一週間、改めてドコモショップからの電話を待つことになった。予定よりずいぶん時間はかかったが、結果届いてくれればまあいい。待つ時間が一番楽しいとか言うし。会えない時間が愛を育てるとも言うし。

ただ、やっぱりどうしてもイライラは残るので、店側に言ってやりたかった言葉をここに一つだけ残しておきたい。

「前回対応してくれた男性店員さん、肌着みたいな白T一枚で接客してたんで、不安ではあったんですよ〜」

これである。

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