見出し画像

危うく布袋に

トートバッグから物を出そうとした際に必要以上に強く引っ張ってしまい、持ち手を縫い付けてある部分が一箇所取れかけてしまった。トートバッグは持ち手あってこそだ。持ち手が外れてしまったらその瞬間に「ただの持ちにくい布袋」に成り下がってしまう。出先で持ちにくい布袋を持ってうろうろしたくはない。何としてもトートバッグの状態を死守したい。

慌てて100円均一に入って裁縫道具を探した。応急処置用の一通り道具が入った「プチ裁縫道具」的な商品があるイメージだったのだが売っておらず、仕方ないので針と糸を個別で買った。こんなに量いらないんだけどな、と思いながら買った。その後いざ縫い付けるときにハサミがないことに気づき、無理矢理手で引っ張って糸を切った。

持ちにくい布袋になりかけていたトートバッグは、なんとかトートバッグとしての安定感を取り戻した。「持ち手が取れるのではないか」というストレスなしにトートバッグを使えるのは幸せなことだ。失いかけて初めてわかることもある。皆もっとトートバッグの持ち手に感謝して生きるべきだと思った。

サポートって、嬉しいものですね!