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相槌の達人

人と話しているときの相槌がなかなかうまいこといかない。タイミング、声量、トーン、ワードチョイスなどが毎回少しずれてしまうのだ。一回相槌を打つたびに「今のはちょっとタイミングが早かったな」「声が大きすぎたな」「極力言いたくない“全然全然”を使っちゃったな」などその都度反省が入り、次こそはと身構えてしまってより理想的な相槌から遠ざかっていく。

話が終わると今回の総合スコアを振り返るが、だいたい合格点の相槌が2、3発入っていればいい方で、ほとんどが音ゲーでいうところの「BAD」とか「POOR」とかの相槌ばかりだ。コンボが繋がらないどころか、これではステージクリアも程遠い。見知った相手の説明を聞くのが主なイージーステージにも関わらずこの有様である。こんなことではお話にならない(二つの意味で。上手い!)。

だから、会話の中にいとも簡単そうに適切な相槌を入れている人は、僕からするとゲームセンターでビートマニアやらダンスダンスレボリューションを目にも止まらぬ速さでクリアする達人みたいな存在なのである。できることなら僕もそうなりたい。軽快な相槌で会話を軽快にドライブさせたい。

とりあえず、嘘臭くない「そうなんですね」のトーンを身につけなければ。

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