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アーティストサポートという仕事

これまで多くのアーティストの伴奏という仕事をしてきました。 長くやってきて感覚が麻痺しているのかもしれませんが、長く個人事業主、今は経営者として続けているので、この仕事が世間一般的に「特別」という仕事とは思っていません。 カフェを経営している方が「うちは特別だ」と思わないのと同じような感覚だと思います。 もちろんコーヒーの味で自信がある、という意味ではそれぞれのお店が「特別」感を持って経営されているとは思いますが。 日常生活で息子の同級生ママさん、地元の商業組合、レッス

    • サポートミュージシャンという職種の自分の音楽

      ベーシストという職でアーティストのツアーやレコーディングのサポートという仕事をしています。 「プロになれたんだからそれで良いじゃない」と言われることもありますがプロのベーシストというゴールが叶った今、自分が演奏したい音楽を演奏することで生活を成り立たせるという壁に挑戦をしています。 これまでロックやジャズ、ファンクやR&Bと様々な音楽をくぐってきた私ですが、大学時代からやはり血が騒ぐのがラテン音楽。 ラテンと聞くと、サンバやボサノバ、サルサをイメージすることが多いと思い

      • オヤジの半生

        アリスの日本武道館での公演が終わりました。 ご来場の方々、関係者の皆様、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。 中学生で初めて武道館でコンサートを見て、その後のゴールに「武道館で弾く」を決め、夢を叶えるために諦めてこなかった結果、2009年に初めてその夢が叶いました。 「縁、運、人」 どれかひとつでも欠けたらその夢が叶うことがなかったのは間違いありません。 谷村新司さんとの出会いが自分の夢を叶えるための大きな力になるとは人生分からないものです。 そんなオヤ

        • おはようございます。 本日は武道館本番。 たくさんの人に囲まれる日。 少しでも1人時間を持てるといいな。 行ってきます。

        アーティストサポートという仕事

        • サポートミュージシャンという職種の自分の音楽

        • オヤジの半生

        • おはようございます。 本日は武道館本番。 たくさんの人に囲まれる日。 少しでも1人時間を持てるといいな。 行ってきます。

          「1人時間持ててますか?」 プロのミュージシャン、ベーシストというを仕事をしていて、何十人というチームの中で仕事をしています。 リハーサル、本番、移動をチームで動き、何千人というお客様を満足させる重責を乗り越えるために中で15分でも良いのでひとりになる時間を大切にしています。

          「1人時間持ててますか?」 プロのミュージシャン、ベーシストというを仕事をしていて、何十人というチームの中で仕事をしています。 リハーサル、本番、移動をチームで動き、何千人というお客様を満足させる重責を乗り越えるために中で15分でも良いのでひとりになる時間を大切にしています。

          単力3

          ライブツアーに出る前にはアーティストはそのツアーのモチーフになる作品を発表する。 3人組の伝説的なグループのアルバムレコーディングに呼ばれた。 それまで何度もレコーディングは経験してきたのでレコーディングスタジオの相場はおおよそ分かっていたが、今回のスタジオは恐らく1日貸切で50万。都内一等地に立つ設備も音も素晴らしいスタジオ。 ここをなんとほぼ1ヶ月借りて録音をするという桁違いのプロジェクトだった。 通常レコーディングというのは、作曲者が元のアイデアを作った後、アレ

          単力2 

          ブランクが空いてしまいましたが、その後も自分で道を切り開くことは続けています。 高校生の頃、何度もコンサートを見るために通った神奈川県民ホールにパスを付けて楽屋口から入ることは、他のどのホールでも味わえない特別な気分だった。 「おはようございます」 スーツを着て素敵な笑顔で迎えてくれる方々はイベント会社の従業員の方だ。 衣装などを入れたスーツケースを楽屋まで運んでくれる。 どの地方でも公演時は当たり前の光景なのだが、ミュージシャンの中には荷物を運んでくれて当たり前、

          単力

          2008年春の福岡のコンサート会場の楽屋で生涯忘れられないことが起こった。 札幌、東京、名古屋、大阪、島根、福岡と回った日本人なら誰もが知るシンガーのT氏の全国コンサートツアーに初めて参加させてもらい、その千秋楽が終わり楽屋で着替えていた頃に、マネージャーさんから「お一人ずつ呼びますのでTさんの楽屋にいらしてください」 一番新参者だった自分は最後だ。 何が起こるんだろう? ドキドキしながら待つと間も無く呼ばれた。 「トントン」T氏の楽屋を訪れると満遍の笑顔で立っていた