イギリスの公共放送BBCのウェブサイトで、2024年8月26日に配信されたレポート記事の見出しで使われていました。
◾️'disconnect'を辞書で引くと
'after hours'の'hours'は、単独で
[ working hours: 労働時間 ]や [ business hours: 営業時間 ]
を表すことがあります。
ですので、文脈から判断して
2b 人が(インターネットや電話による仕事上の連絡から)切断される
が、ここでの意味です。
語の成り立ちは、dis-(否定を表す)+connect(つながる)です。
◾️オーストラリアでは罰金付きの「つながらない権利」が法制化された。
日本でも話題としては数年前から上がっていた問題です。
記事によると新法の骨子は…
記事は後段で、労働者の異なる意見を紹介しています。
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20カ国以上、主にヨーロッパとラテンアメリカの国々には、同様の規則があるそうです。
携帯電話、そしてその後の、
メール、LINEやチャットのような、
一斉手軽に部下にデータを含む指示を流し、回答を返信させることができるツール
が登場したことによる問題ですね。
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私の元いた職場でも、内部ルールを決めていました。
勤務時間外であっても緊急性のある情報は流しても良いが、返信は義務としない
…といった内容でした。
金融業界の労働者、デイビッド・ブレナン氏のように、「自分の成果を高めるためには24時間対応も望むところだ」という立場の人はともかく、
急いで対応しなくてはならない事態は起こり得ますし、早くわかっていたほうが対応の準備ができてありがたいということもあります。
労働時間外に対応を求めることの問題点を理解した上で、緊急時にどうするのかについてチーム内で合意形成するのが理想であるように思います。
しかし、力関係のためにそうもいかない場合があるので、このような法制化がなされているのでしょう。
日本の皆さんの職場ではどうされていますか?