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#56 失敗から学べ

2024年6月7日、Podcast番組「Oh my week」第56回を配信しました。
今回は「失敗から学べ」についてお話ししました。
↓AIによる文字起こしは下にあります

西野誠 / にしのまこと
株式会社Oh my teeth 代表取締役CEO 1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップ「オープンロジ」にて創業期を経験。新卒でワークスアプリケーションズに入社し、大規模基幹システムの開発業務に従事。2019年10月、株式会社Oh my teethを共同創業。Onlab21st優勝。ICC D2Cカタパルト2022優勝。ICC DXカタパルト2024優勝。Forbes NEXT100 2024選出。

Nishino:おはようございます!Oh my teeth代表のNishinoです。

Akari:Akariです!Oh my weekは1週間で見つけた「Oh!」な出来事・トピックを緩く掘り下げビジネスや日常のヒントを探っていく番組です。金曜日、おはようございます。今回は前回の続きにはなるんですが、起業家の方は最初からこういうミッションがあって純粋に進んできてグロスしてきましたみたいなストーリーが多いと思うんですけど、そういう中で「迷いはなかったんですか?」と質問した時に、Nishinoさんが「最初はいろんな事業やってました」みたいなお話があったので、ぜひちょっとそっちの話もなかなか聞けない話だと思うので。

Nishino:ありがとうございます。いくつかやってて、一時期ピッチとかビジネスプランとか、そういうオンラボというアクセラープログラムのピッチを通して採択されたら進めるみたいなのがあったりして。結構そういうのも好きだったし、社会人2年目とかになって新しいこともしてみたいなみたいな時期あるじゃないですか。その時に面白いこといろいろしてみたいなっていうので、そのうちの一個が今共有しているやつで、その時に僕がインターン1人目で、その後社員として入ってきた方友人がいた。

当時か考えていた事業

Nishino:マルメニっていう商社から入ってきた人が教育系っていうのもあって、僕はその時エンジニアだったから割と作りたい。ビジネスをやりたいで実際に作ったのがこういうアプリで、いろいろ書いてます。ビジネスモデルとかマーケットこんくらいありますみたいな、本当にビジネスのピッチですね。コンピューターこうですみたいな。こんなフューチャープラありますみたいな。

Akari:充実してそうですねなんか。

Nishino:ちなみにAkariさんにお伝えしたくて、Niewspicksのようなアプリです。それの高校生版を作ったらどうかなみたいな。Akariさんが元Newspicksの人だったってことで共有したんですけど。大学の情報とかをNewspicksもクローリングしてるじゃないですかっていう感じで、この大学とかのニュースとかを。それに対して自由に学生が先輩とか教授とかがコメントできると。

Akari:めっちゃ良いですね。

Nishino:そうそう。あれを高校生と大学生でコミュニティとかもあった。Nどういうサービス名だったかというと、これ僕がつけたんですけど、NEWRO。Newspicks+進路(Shinro)選択のような。

Akari:おー面白い。

Nishino:そう当時から多分そういう言葉遊びがめっちゃ好きなんで。

Akari:これめっちゃ良さそうなサービスだなって思っちゃったんですけど。

Nishino:そうそうめちゃくちゃ本気だったんです。

Akari:これ今やってないってことは何かきっかけとか理由は?

Nishino:これは僕自身の原体験じゃないですけど、心からこういうものがあったらいいよねとか、そのちょうど一緒にやってたメンバーが教育系だっていうのもあって、自分が作りたいもの作ってたみたいな感じ。

Akari:なるほど。

Nishino:それベースで仮説も絶対こうだろうみたいな。実際アンケート調査をして問題としてはあるのはあるんで。

Akari:おー、ヒアリングはあんまりしてないってことですよね。

Nishino:そう、アンケートとかすると、それは悩んでるかって言うと、みんな悩んでるわけじゃないですか。だけど実際本当の課題はそうなのかみたいな話は深掘れてなかった。かつ原体験としても、教育を大きく変えるっていうのは理想と思ってるし、やりたいと思っていったのは事実なんだけれども、自分自身がそんなに課題の解像度が高くなかった。歯医者に関してはもう解像度めちゃくちゃ高いです。

Akari:なるほど、面白いですね。

Nishino:でもこれは最終審査ぐらいまでは行ったりして。これちなみにもう雑なんですけど、メールアドレスがさっきやるみたいな雑さ出てるんですけど、これ何かっていうと、MYCといって1年後ぐらいに出してるんですけど。これはなんて読むかというとマイクって言います。インタビューのサービスなんでマイクと。

Akari:お、なるほど。Meet Your Customerを頭文字でマイク。変わらないです、Nishinoさんらしさ笑

Akari:そうなの。Oh my teethとかどういう感じでやってたんですか。

Nishino:これは一応、NEWROで反省した話は欲しがるもの作れていなく、アンケートで完結していた。結論このサービスに関しては作ってもないって話もあります。これから出てくるんですけど、さっきのNEWROはめちゃくちゃ作り込んだ、TikTokみたいな縦スワイプとか、コメント機能とかもなんか作り込んでました。こっちは逆に言うともうそういうのなしでいこうと。そこでの課題はやっぱりペルソナにインタビューできてなかったと。その時起業の科学って本読んで。企業の科学ってわかります?黄色い色の本の。

Akari:知らないです。

Nishino:それを読んで、それに書いてあったんですよ。結局独りよがりで作るみたいな。

Akari:そうだったんですね。

Nishino:高校生は大学生に聞けないし、保護者も繋がりないしみたいな。それでまさかこれが欲しいものかもしれないみたいな。

Akari:Meet Your Customer。

Nishino:そうそう。ペルソナにインタビューしたり、これが本当の顧客の声だみたいな。これは欲しがるものなんじゃないかと。自分たちが欲しいなっていうので始まりました。サービスのカラーは当時企業の科学読んだから黄色ですと笑

Akari:影響されて。

Nishino:っていうのはわかんない。今適当に言ってみたんですけど。笑
それで、プログラムとかペルソナにヒアリングしてみて、募集したけど難しく、確証も出なかった。これはじゃあペルソナは一般消費者、高校生になる。マス向けのサービススクールだってそう。だから自分には人に教えるスクールはないけど、隙間時間に何か復習にもなる方法はないかみたいな。アンケートサイトとかポイントサイトとか流行ってるじゃないですか。答えたらちょっとお小遣いもらえるみたいな。アンケートのパネルとかもだいたいそういうポイントサイトとかだったりするから、それは一定あるんじゃないかみたいな感覚もあり、これをうまくマッチングしてみようみたいな。インタビュー、ペルソナと高精度のインサイトを引き出す仕組みがあればと。インサイトを引き出す仕組みもあれば本当に欲しいものなんじゃないかと。どうだろうみたいなのでやってみましたと。でもこれちょっと裏話なんですけど、似たようなサービス今、ノバセルさん。あれはアンケートだったかな。定量調査がサクッとできるみたいな。あれも数分で煮詰まった時に会議中にバッと出したら、ヒアリング返ってくるみたいな。ちょっとコンセプト似てるなと思いつつ。

Akari:そうなんですね。そういうのも最近出てましたね。

Nishino:これはMockなんですけど、こういうのまでは作ってます。インタビューアンケートとかして、高精度マッチングで感情曲線の作成。例えばですけどこういうインサイトををつかむたびに感情曲線とかも演出ができたらいいんじゃないかなみたいな。

Akari:へー、面白い。これはもう完全にUIはマッチングアプリを意識した感じですね。

Nishino:要は顧客とヒアリングできそうな人とマッチできるってことですよね。なんかTinderみたいにパッパッパ見ながらスワイプして。

Akari:へー。

Nishino:っていうのどうかなみたいなコンセプトでやってみました。ビジネスモデルはシンプルにペルソナとマッチングで手数料をもらいます。市場はそこそこあります。

やっぱりマクロミルは安すぎますと。右上の方になっていくのはMENTAとか当時あったり、ビザスクとか。スキル専門性高いから一般消費者難しいよねみたいな話で。我々のは報酬高いし一般消費者でもできるみたいな。

Akari:めっちゃ良さそうですね。

Nishino:みんな良さそうみたいなに言ってくれる。でもそれでやったら激賃するっていう話なので。確かに良さそうだし、確かに本当にいいのかもしれないんですけど、次の問題やっぱりよくなんだろうな。MVPとか作るなって話あったんですけど。だからここはあえて作ってないんですけど、今思うとそれはそれどうなのっていうのも思っちゃいました。つまりこれもやっぱりちゃんと作り込まないと検証もできなかったのかなって。今思うと検証してなかったなっていうのも課題ですかね。実際ノバセルさんとかも類似のサービスで出てるってことはこれもさすがにインタビューまでいらないけどアンケートは必要かもみたいな話になって。もしかしたらそう可能性あったかもしれないです。

Akari:はい、本当ですね。それまでに行き着かなかったのって何かあったんですか?

Nishino:このタイミングぐらいで多分Oh my teethとかもやり始めてたのかもしれないです。だから作りきりもしなかったしっていう話かな。でもこういうのはなんかミルトークとか使ったりとかいろいろやったりとかしてはいたんだけど。

Akari:でもそうやってOh my teethもやりながらこういうマイクとかもやっていたとこで。

Nishino:そうですね。多分かけ持ちでやってたってことは別にOh my teethだけにすごい確証があったって最初はないって裏返しじゃないですか。

Akari:そこでこっちだってなった瞬間のきっかけとかはありましたか?

Nishino:それはユーザーが明確にお金を払ってくださったってことだと思います。今までのやつは共通してあるのは、なんか払いますとかアンケートとかでは、払いますとか言ってくれるし、NEWROもMYCも、応援したいみたいな感じで。500円とかだったら払いますとか寄付とかはあると思うんですけど。でもサービスの対価っていうよりかは僕とかにみたいなイメージが。クラファンとかもそういうのあると思うんですよ。Facebookとかで、応援お願いしますとか。それってその人だから応援するよみたいな。サービスへの対価じゃなくて挑戦を応援したいっていう対価だから、これ結構難しいところだと思います。最初200%とか300%成功しても市場に浸透していくかみたいな、全然話が違う気がしてるんですよね。本当のお客さんがちゃんと払ってくれるって。お客様じゃない人からお金もらっちゃうと勘違いすると言われたことがありますね。

Akari:なるほど。

Nishino:初期はそんなこと言ってられないからなんでもいいって話になると思うんですけど、それを誤ると。だけどOh my teethは初期から僕の知り合いとかじゃなくてもこのサービスで違和感なく払ってくれてた。

Akari:Oh my teethとかってそれこそ単価は高いですよね。それに本当に払ってくれるって確かにめっちゃ自信になりそう。

Nishino:なるなる。別に何も信用もないし、本当に直る保証もないじゃないですか。それでもめちゃくちゃ刺さったってことだと逆に裏返しですけど、33万っていう高単価を信用がないけど買うってことは、しかも工場もない、何もない中求められていたものだったのかなっていう自信にはなった感じですかね。

Akari:なるほど。

Nishino:それはでもめっちゃ納得感があるというか、これで売れるならもっと売れるんじゃないかなっていう風に思ってた。売れるってことは。

Nishino:売れるってかそれだけ求めてる人がいるんだと思ったから、その瞬間で他のビジネスとかストップしてもこっちに注力すると言う感じになってたんです。

Akari:そっからはもう迷いなく今日まで?

Nishino:そっからは確かに本当に他のビジネス手伝ったとかはないです。手伝ってよとか、この分だけでいいからとか、初期はぶっちゃけコードだったりレビューとかだけだったら若干手伝った。今はもう一切受けてないし、受けようという気もないし。逆に別に頼まれたからとかなく、自分で新しいことやろう今はマジでないです。だったら毎日何かOh my teethで何か新しいプロダクト作れないかみたいなことは思ったりしますけど。

Akari:なるほど、めっちゃ面白いですね。今の話でそれこそちゃんとお金を払ってくれるユーザーがいたから信じられたってとこも多いでしたけど、私は最初の起業家のストーリーって結構最初からミッションが僕にはありましてっていうのが多いけど、これだけ今西野さん、真っ直ぐ進んでる感じの西野さんでさえ、最初は迷いがあって、そういうユーザーとか外的な要因でもあるじゃないですか。そこで確信を得て突き進む道が決まったみたいな。そのプロセスは再現性ありそうというか、勇気をもらえる。
起業家だけじゃなくても、社員の方でも自分ってこれ向いてんのかなって多分迷ってる人たくさんいると思っていて、私もその一人だと思うんですけど。でもそういう迷ってる方とかもやっぱり今、色々やりつつもビシッて分かる瞬間ってやってればあると思います。

Nishino:あると思います。でもバラで色々やるのが好きだってことに気づく可能性もありますよね。最近は候補者と話してても、本当にそれが好きなんだってことに気づく。それがいいって人もいれば、一個が嫌だって人もいるなって。単純な話なんですけど、僕自身がそうだからこそ結構、これだって思っちゃうんですけど、そうじゃないよねって最近は思いました。本当にそうやって複数やることが幸せな人も全然いるかなっていう風には思いますね。

Akari:いずれにせよやってみて分かることがするので、めっちゃ大事だなって思いました。はい、ということで本日金曜日ということで、週末も控えているので、ちょっと何やりたいんだろうとか、新しいこと始めたいなみたいなもやもやしてる方に何かヒントになったら嬉しいです。ということで本日も聞いただきありがとうございました。お毎日毎朝8時に配信しております。現在YouTubeチャンネル登録者数が100人を超えました。ありがとうございます。次は200人を目指して、いろいろ大なトピックをビジネスのヒントを届けられるように頑張りますので、チャンネル登録まだの方はしていただいてお聞きいただけると嬉しいです!

Nishino・Akari:本日もお聞きいただきありがとうございました!!!

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