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#55 信念を貫け

2024年6月6日、Podcast番組「Oh my week」第55回を配信しました。
今回は「信念を貫け」についてお話ししました。
↓AIによる文字起こしは下にあります

https://youtu.be/IjJ4V3d0R6Q?feature=shared

西野誠 / にしのまこと
株式会社Oh my teeth 代表取締役CEO 1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップ「オープンロジ」にて創業期を経験。新卒でワークスアプリケーションズに入社し、大規模基幹システムの開発業務に従事。2019年10月、株式会社Oh my teethを共同創業。Onlab21st優勝。ICC D2Cカタパルト2022優勝。ICC DXカタパルト2024優勝。Forbes NEXT100 2024選出。

Nishino:おはようございます!Oh my teeth代表のNishinoです。

Akari:Akariです!Oh my weekは1週間で見つけた「Oh!」な出来事・トピックを緩く掘り下げビジネスや日常のヒントを探っていく番組です。はい、木曜日おはようございます。今日は質問会をやらせていただきたいんですけど、前回、前々回で会社のセンターピンはどこなのか、かつその優先順位の大切さや忍耐というところがあったと思うんですけど、とはいえセンターピンって正解がないような、自分で決めるところじゃないですか。起業家の方にとって「これだと決めて、かつ長期間それをやり続けるってめっちゃ難しいんじゃないかな」と思っていて、忍耐ってところにもつながると思うんですけど、そこで揺らぐ瞬間、「本当はこっちも大事だったからこっちにすればよかったのかな」とか、迷いや揺らぐ瞬間ってあったのかなってとこと、どう対処していったのかってところをお聞きしたいなと思いました。

Nishino:ありがとうございます。信じ抜けてるように見えるけど、信じ抜けなくなるシーンとかないのかってことですよね。

Akari::そうです。

Nishino:結論あんまりなくて、なぜかって確かに言われたらざっくり二つあると思って。一個は今Oh my teethのセンターピンはユーザー体験だという風に定義してるんですね。これ逆に何でかっていうと、僕自身なぜ創業したのかというと、歯医者であんまりいい思いをしてこなかったっていうのが全てなんですね。それがイコールユーザー体験。僕自身の患者体験がよくなかったから、それをよく求めてる人は僕以外にも絶対いるっていうのは確信がありました。それは何人かは分かんないですけど。僕はそれが理由で歯医者に行かなくなったということもあったから、これは信じ抜いてるというか、僕自身がそうだから、これが違うって話なんだったらしょうがないかなぐらいに覚悟を決めてるというか、ユーザー体験をよくすることでグロスしないんだったら、別に他に変えようという気もないし、大きい会社を作りたいというのはゴールではないので。
ユーザー体験がいいってことはいいものじゃないですか。だからユーザー他県を追求した先に良いものは大きく広がるみたいな話があると思って、ユーザー体験におもてなしのようなリッチな方向じゃなくて、まっすぐ普通にいいよねみたいな。例えば、コンビニとかめっちゃいいよねとは思わないし、ユニクロもめちゃくちゃ最高級とは思わないじゃないですか。でも街のあの服屋さんで買うよりはいいよねのようなレベルをイメージしています。治療の必要性があって利用するところだから、めちゃくちゃ歯医者が良くなるべきだとも思っていない。服も同じで必要だから買うみたいなところも一面あると思います。

Akari:とはいえ、今グロースしてて、ここがやっぱ正だったと証明できたところもあると思うんですけど、1年目2年目とかの時にそれこそ顧客体験ちょっと犠牲にしてでもスピードが大事かなとか、なんかそこで揺らぐこととかっていうのはなかったですか。

Nishino:全然少しはあった気がしました。ただ二つあるのですが、一つはユーザー体験を良くすることが不可欠だと思ったので。医療技術はいいんですが、ユーザー体験のところはまだまだ改善の余地があるし、そこに振り切った歯医者さんはないかなと思ったので、そこがセンターピンだといったものを定義していました。

Nishinoさんが当初書いていたグロースモデル

Nishino:もう一つは個は当時書いていたグロースモデルが、2ヶ月3ヶ月創業して2ヶ月サービスローンしてからして、これが本当にそうだよねどんどん思えてきてるっていうことがあったので、これは信じられると思えるようになった。つまり何かしらの説明するときにこれを意識しなくてもグロスしたとかあるじゃないですか。

Oh my teethのグロスモデル

Nishino:それとプロダクトが進化したときだったり、例えば即日矯正が出たときとかに、矯正期間が半分くらいになったりとかのタイミングで良い口コミが生まれて、「本当に3ヶ月で歯医者に入らなくて直りました」とか、「こんなにコンプレックスだったのにこんなに気軽に治ってよかった」とか、「歯医者に入りやすかった」「ついに大阪できて嬉しい」とか、そういう風に進化したときにユーザー数が増えてたので、信じられるようになったと思いますね。

Akari:そこはNishinoさんが自分の経験からユーザー体験が大事だって思ったってとこがやっぱ肝というか。

Nishino:肝だし、だからこそ、それってみんな思ってることでもあるかもしれない。あとは本当に初期やったことは、技術の優位性を言うことは全くしてなくて、「気軽に30分でできますよ」とか、「無料で診断できますよ」とか、そういう体験も気軽にサクッと来てもらったらすぐにお帰りみたいな。その雰囲気に人が集まってるっていう感覚がありました。歯医者の週ky区方法は、名医であるとかエキスパートであるとか、この大学出てるとか。割ともうなんか権威性で集客されるとか。これはちょっと我々の考えと近いですけども、紹介か権威性みたいなのが大きくあると思うんです。ちゃんといい先生なのかみたいな先生軸で決めていくみたいな。我々は一切先生の話はしてなくはないですよ。載せてたりはしたんですけど、今とかも別にこの先生が院長ですとか、めちゃくちゃ大きく書いてたりはしないんですよ。「あくまで体験。」

Akari:自宅での矯正とか。

Nishino:そうそう。通院が最低1回と押して人が集まっているので、このセンターピンはユーザー体験なんじゃないかなと。

Akari:今すごく簡単に聞こえるけど、権威性が大事だって思われてる歯科業界の中で、ユーザー体験だってある種、新規で言っていったわけじゃないですか。そこってよく最初自信持ってできましたよね。

Nishino:全然自信なかったです。

Akari:そうなんですか。

Nishino:今よりは多分自信がなくて、それがなぜ自信持てるようになったかっていうと、それはどんどんメンバーも増えていったって話ですね。それを求めているとか、それを作りたいメンバーが増えるってことは、少なくとも周りにいたとか自分自身がそうだったとか。

Akari:なるほど。Nishinoさんは「これだ!」と思ってやっていたと思ったら、最初はそれこそ仮説ベースというか、自信なかったみたいなところは結構意外というか。むしろ社内メンバーが増えたり、ユーザーが純粋に増えたところで確固としていったみたいなところなんですね。

Nishino:今一本だと思われてると思うけど、個々に2,3個以上アイデアやビジネスコンセプトみたいなの出たりとか、ノンラボとか出したりとかしていて、それは信じきれず終わってますよ。その時もグロスモデルみたいなの書いたりしてるんですけど。全部がこうやってたつもりだけど、やっぱりそこまでいかず、不安に思って結局自分自身の気持ちとして信じきれなくなっちゃって、最初は言ってたけどみたいな感じでやっぱグロスとともにそれが回ってるって実感がないと不安になる。牧野さん理論じゃないですけど、進んでいくというのが前提なので、そう考えると揺らいでいる出るんだったらもう無理ですよね。もうあちこち行ってとなるとスタートアップの良さが消えちゃうと思うので。教育とかも色々やってたので。この話を聞いてるとやっぱOh my teethが一社目の企業ではあるからか最初からそんな信じたんですかって話を聞かれるんですけど。信じられなかったものもたくさんあったから。

Akari:Nishinoさんだけに関わらず、起業家の方のインタビュー記事とかを見ると、皆さん最初からこれをミッションに感じて純粋に信じてやってきましたみたいなストーリーがすごい多いから、そういう話はめちゃくちゃ聞きたいですね。

Nishino:確かに。もっと大きい会社だったら目掘り歯掘り聞かれると思うんですけど。

Akari:いやいやいやもう十分大きいですよ。でもこういう場なので、次回はその話ということで、本日もお聞きいただきありがとうございました。お毎日毎朝8時に配信しております。現在YouTubeチャンネル登録者数が100人を超えました。ありがとうございます。次は200人を目指して、いろいろ大なトピックをビジネスのヒントを届けられるように頑張りますので、チャンネル登録まだの方はしていただいてお聞きいただけると嬉しいです!

Nishino・Akari:本日もお聞きいただきありがとうございました!!!

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