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Debut 25th anniversary interview❼ 25年後、70歳の自身のイメージ


Interview&Text by Yurie Kimura

❼〜25年後、70歳の自身のイメージ〜

――25年後、洋平くんは70歳です。どんなふうに生きていたいですか。

 ちょっと思いつかないけど・・。でも、自由に生きていたらいいなと思います。映画の『ノマドランド』を見ても、定住せず車で移動しながら生きていく人が世界中でも増えているみたいだし、この先、キャンピングカーみたいなキッチンカーで国内だけじゃなく世界中を旅できればいいと思う。
子どもの頃に憧れていた大好きなマラドーナが暮らしていたブエノスアイレスにも行けたらおもしろいですよね。

とにかく何かを縛ったり、縛られたりせずに生きていきたいですね。これまでは自由になろうとしすぎて逆に自分を縛りつけることが多かったけど、自由になりたくて生きてきたし、これからは本当の意味で自由に生きていけたらなと思います。

――“越境”はまさにぴったりの言葉なわけですね。

“越境”は、フジコさんの若い頃からの座右の銘だったんですって。彼女も自由になりたかったんでしょうね。僕の心情にも合うし、今の時代の空気もうまく捉えた言葉だと思ってお店の名前にしました。

――70歳になった時にどんな歌を歌っていたいですか。その時も、歌っていますよね。

 歌っているんでしょうね。歌っているしかないものね(笑)。でも何を歌っているか、全然イメージが湧かない。昔は40代になったらブルースを歌っていたいと思ったこともあったけど、まだ全然歌えないし、そんな気もあまりないし。
70歳ならジャズとかもいいのかなあ・・。
なんにしろ70歳の日々のリアルを、ちゃんと歌えていればいいなと思います。それも達観した感じではなく。ただテンポだけは落としてたいかな。チャカチャカせず、ゆっくり歌えるようになっていたいですね。

(おしまい)

読んでくれてありがとうございます。
またライブ会場やお店、この日々のどこかでみんなに出会えるのを楽しみにしています。再見!!

大森洋平

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