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隠ぺい力があるマットカラーインキでインパクトのあるイラストが描ける!らしいっす。

近くで一生懸命カラスが鳴いてるけど、なに言ってんだろ。
仲間内ではわかるんだろうか。悲しそうに聞こえるけど、人間のそれとは違うんだよね。わかったら怖いけど、あんなに一生懸命ずーっと同じ感じで鳴いてるのを聞いてると、どうしたんだよって言いたくなる。何が言いたいんだよって。

面白くない事があったり、退屈だったりすると、文房具屋さんに行ってペンを買う事にしている。ていうと、なんだかペンに申し訳ないけれど、ペンは色とりどりでいろんな種類があって見てるだけでワクワクして来て、楽しくしてくれるアイテムだという事。それに、そういう気分の時にデパートに行くより安全。
いくら買ったとしても(時々、このペンってこんなにするんだっていうのもあるけれど)ものすごい金額にはならないし、買って帰って好きなノートに落書きするときの時間を楽しくしてくれる。

今回見つけたのは、えらく発色のいいペンで、色々なものに書く事ができて面白い。ペンてるのMATTEHOPっていう名前のペン。スタンダードな色目のやつと、sweet setって書かれてる柔らかい感じの(って言っても激しいんだけど)2つセットがあって、今回はsweet setの方を連れて帰った。
それとステッドラーのミリペン。

ノートに書いても重ねて塗っても混じらないし、なんで出来てるんだ?材料まではわかならないが、ペンがセットされてる箱に書いてあるキャッチが面白い。

1、黒い紙やカラーペーパーにもはっきり発色
2、メッセージカード・写真・マスキングテープなどへのデコレーションに最適

MATTEHOPペンの箱の裏

ふむふむ、なるほど。ここからね、ここから。

隠ぺい力があるマットカラーインキでインパクトのあるイラストが描ける!

MATTEHOPペンの箱の裏

いい感じで文章がすっ飛んでない?
隠ぺい力が必要なインパクトのあるイラストってどんなんだ?

嫌いな上司の似顔絵を描いて、その上にお花畑のイラストを描いて隠すとか、こっそり女の子の(男の子でもいい)想像上の裸体を執拗にリアルに描いて、その上からあたかもきれいなドレスを着てる姿を描いただけだよ的に隠すイラストとか、お店で売る商品の値段の部分を、あたかも可愛いポップに見せかけて、本当は2500円なんだけど、その上から2800円って誤魔化して描いちゃうとか、どれ?

ちゃんとわかってるよ、この文章からすると隠ぺい力があるのはカラーインキであって、イラストじゃないってことくらい、面白かったから1人で遊んでみただけ。
国語のテストだったらそれが答えになるんだろうけど、若干このコピーの製作者も遊んでる気がする。
結局隠ぺいって言葉をインパクトのあるイラストが描けるってところに引っ張っていっちゃうもんね。
だって、やっぱり見たい様に見ちゃうし、読みたい様に読んじゃうから。
数多の新製品の中から買っちゃう決め手になったのがそれだったから成功だよね。
面白いなって。

ここでちゃんとした記事を書く人だったら、この隠ぺい力があるマットカラーインキと銘打ったペンで描いたインパクトのあるイラストとかを載せるんだろうけれど、そこがね、ちゃんとしてない記事だからないんだよね。
おまけにインパクトあるイラストってハードル上げられても、そんな才能ないし。
気になる方、もしくは隠ぺいしたい物がある方はどうぞ文具屋さんでチェックしてみてください。

チェキとかで撮った写真に落書きするのもいいかも。
あーチェキあるけどフィルムがない。残念。

さっき何を隠ぺいしようかなあと思いながら普通のペンを握ったら
「訳のわからない事言ってんじゃないよ、このおたんこなす。いい加減にしろよ」
っていう言葉がどこからともなく浮かんできたので、とりあえずしたためてみた。
その上から隠ぺい力のあるカラーインキでウォーホルっぽいお花を描いていたら、あら不思議。そっちの方が面白くなって、どこからともなく浮かんできたその言葉も、なんだかそんな感じの気持ちもカラフルな色にすっかり隠ぺいされて、綺麗さっぱり消えてしまった。そして爽やかに次の言葉が浮かんできた。
Arrivederci!

悪戯書きって、なんだか心穏やかになるよね。
取引先とかとの電話中、ふと見るとレターパッドに悪戯書きしてて「もしかして私ったら、天才じゃない?」みたいなイラストが出来てたりした事ない?
考えて描いたものより良かったりして。
って事は天才じゃないか。不憫。




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