バチスカフのベッド。
歴代の友達紹介。
最初は柴犬。赤ちゃんの頃、猫がいたらしいけど、私が認識できるようになってからはこの子が最初。お母さんの話ではその猫ちゃんはお母さんが帰ってくるのを、玄関を出た庭の入り口で待っててくれたらしい。
柴犬はお父さんが連れてきた。庭に小屋を作ってそこにいた。散歩は貰ってきたお父さん担当だった。この頃は色々忙しくたまにしか遊んでなかった気がする。
一人暮らし始めての最初の友達はシャムネコ。ペットショップに買いに行った。脱走して帰ってきたら眉毛が書き加えられてて、首輪に北島三郎とマジックで落書きされていた。理不尽。
次は猫。アメショでこれもペットショップで購入した。あの頃は地域猫とか譲渡会とかいう単語すら知らなくて、動物が欲しいときはペットショップに行くものだと思っていた。
同時期にシェットランドシープドックも仲間入りした。これがまた可愛くて、先輩アメショとも仲良し。おまけに遊び好きでなんでも覚えた。長く海外に行く用事ができて実家の父に預けたら、そのまま返してもらえなかった。父と仲良くなりすぎて、返してと言えなくなった。
この子が亡くなった時、父はその子を膝に抱えて庭に座り込んで、オイオイ泣いたらしい。人目も憚らず。
母が後から教えてくれた。きっと忙しくしていた私といるより幸せだったね。
そのうちアラスカン・マラミュートとゴールデン・レトリバーが仲間入りした。
アラスカン・マラミュートくんも脱走してなぜか近くの交番に保護されていた。お巡りさんが「狼かと思った。デカくて怖かった。」と言っていた。でもこの子はすごくおとなしくて、私が背中に乗ってもじっとしているくらいのいい子。テラスで背中に乗って楽しそうに笑ってる写真もあるが、今はなんでも虐待とか言われそうなので、自粛する。お巡りさんも「最初は怖かったけど、おとなしくて可愛いねー。」と言ってくれて、散歩で前を通ると挨拶してなでなでしてくれるようになった。
一番多い時でアメショとアラスカン・マラミュートとゴールデンレトリバー。その頃は仕事が忙しくて、その反動からか海の前のリゾートマンションに住んで、仕事が終わったら街中から逃げるように帰っていた。そして動物達とのスキンシップで癒されていた。
この後は、トカイゲッコウというヤモリとミニチュア・シュナウザーと、なぜか預かることになったマルチーズとが仲間入り。あっ、熱帯魚はずーっといた。海水魚と淡水魚。ヤモリさんは生きたコオロギをお食べになるので(この頃には通販でコオロギが買える時代に突入していた。)カサカサ音のする箱が届くようになった。これがちょっと心が痛む瞬間だったが、私も牛肉も豚肉も鶏肉も食べるからありがたくいただいてもらった。
旅行好きなので大変ではあったけど、それはそれで好きだからなんとかなった。
今は、ベタのバチスカフしかいない。人間の方が長生きしちゃうものね。どうしても。
ミニチュア・シュナウザーが最後まで一緒にいてくれた。すごく仲良しだった。でも、「ずーっと一緒にいてね。」という時だけ黒い瞳でじーっと見つめてきて、決して「うん。」とは言ってくれなかった。他の事はなんでもO Kだったのに。病気で仕事をセーブして、お家にいる時間が長くなった時期に、ずっと一緒にいたせいか、いまだに。
ぶらぶら買い物してたら、強烈にこちらに向かってアピールしてくる青いヒラヒラがいて、なんなんだ?と思ったらベタだった。魚ってこんなにはっきりした意志の力があったっけ?しかもデカくない?と思って見ていると、「もう絶対連れて帰ってよ。目があったし、こんなにアピールしてるんだからさあ。」と脅しをかけてきた。「なんだよ。でも、生き物は、もう。」とテレパシーを送っても、「やだ、連れて帰れ!」と迫ってくる。
仕方ないのでお姉さんに、この子とこの子に必要な一式をください。と言った時からはや4ヶ月、バチスカフはここにいる。近くに行くだけで、ものすごく存在をアピールしてくる。なでたり抱っこしたりできないのに、なぜだか存在感がある。
餌の時以外でも寄ってくる。なんなんだろう。ベタのオスはナワバリ意識が強く戦闘的だと聞くが、もしもその態度が私に対するそれだったらどうしよう。
でも、Amazonで見つけたベタのベットとかいうアイテムを入れてやったら、まんまとすぐにそこで寝たので、敵対心はないと信じたい。
とりあえず、仲良くしようよ。
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