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「理想のふたり」お金持ちはお金があることが普通だから、お金の話はしない。

昨日の「日曜日だから映画を見よう大会」は、ニコール・キッドマンとコール・シュレイバーと、ダコタ・ファニングと、イヴ・ヒューソン(フローラとマックス、ボノの娘)と、なんと、イザベル・アジャーニが出てる「理想のふたり」を見た。

映画じゃなくて、Netflixのリミテッドシリーズ、全6話。
身始めた時は、インド映画並に踊ってて楽しそうだし、軽い殺人事件がらみのお話だし、ナンタケット島の景色も雰囲気も夏の終わりに丁度いいじゃんって感じで見始めたんだけど、旅行の時、トランジットする空港の売店で暇つぶしに買っちゃって、読み始めたらなんだか止まらなくなって、飛行機の中で一気読みしちゃったよ系のお話で、日曜日だからいっかも相まって、日付はとうに月曜日に変わってたのに、全話完走。
おかげで、ちょっと眠い。

ナンタケット島で一番裕福な家の奥さんがニコマン、で、アルコールとpotを片時も手放さない旦那さんがコール・シュレイバー、妊娠中でもともとはお金持ちじゃなかったけど、アホな長男トーマスに嫁いできたオーガニックオタクのお嫁さんがダコタ・ファニング、ボンボンしてて人がいい次男坊との結婚式をひかえて島に来てるのがイヴ・ヒューソン。
ニコマンの友人で奔放なフランス人女性が、イザベル・アジャーニ。

一応サスペンスだから「で、犯人は誰なの?」ってなるけれど、ここで言っちゃうと「ふざけるなよっ」てなっちゃうからおいといて、今回はニコール・キッドマンのメークについて書いてみようかと思う。

別嬪さんだ。が、若干顔が長い。
今回のドラマでは多分わざとだと思うけれど(いい年をした子供が3人もいるし、一番下の子が今年のお誕生日で信託財産を自由にできる18歳になる。)目の印象が今までと違う。

歳をとると目が小さくなることが多いけど、今回のニコール・キッドマンも、全体的にはバッチリ決めて、いいとこの奥さんなんだけれど、目の、まつ毛の印象がいつもと違って見える。
いつもは目は幅を持たせて、横長に見えるように目尻ボリュームでまつ毛を配置して、シャドウで横長に陰影をつけてるメークが多いのに、まつ毛の一番ボリュームがある所を瞳の真ん中に寄せて、シャドウも横長にいれてないもんだから、顔が間伸びして老けて見える。目もいい意味のクリッとしてじゃなくて、おばあちゃんにありがちなちっさめのクリッとに見える。

この目は老けて見える。

「理想のふたり」の番宣の映像を見たけれど、その時はいつもの目を横長に強調したメークをしてて、バランスが取れててお綺麗。

メイクってすごい。私の顔は目の印象がうるさくて眉毛も薄くないせいか、してもしなくてもあんまり印象が変わらない。
誤解を招くといけないから被せて言っておくと「化粧しても映えない」って言ってるだけで「しなくても可愛い」と言ってるわけでは決してない。
ちょっと血色が良くなって、コギレイになる程度。

出てきた時、似てるなあと思って見てたイザベル・アジャーニ。
上目遣いでキョトンとした目をして、唇を意味ありげに尖らせた表情は変わってない。変えてない?顔の皮膚感は若干の何やら注射を施したように見えなくもないけれど、やっぱイザベル・アジャーニだ。
「王妃マルゴ」とか「カミーユ・クローデル」とか、そうそう「ポゼッション」とか。いくつになったんだろう?
まじか、69歳。時が経つのは早い。って、ニコマンっていくつ?57歳。
時間だけは誰にでも平等に与えられてるのね。

でも最近の70代とかって、私が子供の頃みてた70代とは全然違う。あの頃の70代の人って、はっきりとおばあちゃん、おじいちゃん化してたと思う。
フネさんと波平っぽいっていうか、波平54歳、フネさん52歳。
みんなすでに何回も言ったと思うけれど、ウソだろ?

ダコタ・ファニングもいい味。「アイ・アム・サム」と、大好きな「アップタウン・ガールズ」が懐かしい。「イコライザー ザ・ファイナル」の時も書いたけど、存在感ある大人の俳優さんになった。可愛いだけじゃないの。

この中に犯人がいます。

お金持ちに描かれがちな、自分と自分のこと以外、何にも考えてなくて、興味もなくて、なんなら、殺人が起こっても何が起こっても、なんとかなる世界に生きてるんだ俺たち、私たちみたいな感じと、名声とイメージが崩されそうになったら、どんな手を使ってでも躍起になって阻止しますわよみたいな感じがいい。
生まれた時からお金持ちだと、お金があることが普通だから、お金の話はしないっていいきるのもいい。
なのに、なのに、実は、ニコール・キッドマンはね、

リミテッドシリーズは6話しかないし続編もないから、サクッと見れます。
犯人は意外ですが、ミスリード具合は意地悪でもやりすぎだろでもないので、お気楽に見れます。

イヴ・ヒューソンは、ボノの娘であるわけだから、言っちゃえば生まれた時からお金があるパターンだと思われるけれど、そうは見えない所が(いい意味で)スカッとしてていい。
ニコール・キッドマンは、裕福な人の役をよくやる気がするけれど、なんだか「最初からそうだったのか?」感がいつもつきまとうのが(いい意味で)役者として持ってるなと思う。

お試しあれ。

バッキバキだな、57歳。
恐れ入る。






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