「ザ・インスティゲイターズ」映画の中でも悪徳市長の後をついだ清廉潔白な人格者は、市長になった途端・・・。だったよ。
いいお天気。
台風とか雨とかの後は、なぜか街中が綺麗になった気がする。
もちろん被害が出たりすると大変だから、丁度いいくらいに降ってくれたらと思うけれど、そんな事言ったって自然相手だから難しい事は百も承知。
昔の人が月食とか日食とかを予測できる人とか、陰陽師とかのことを、なんともすごいお人だと思ったのもわかる気がする。
10回に2回でも当たったら、恐れ慄いたことだろう。
お天気お姉さんがその時代にタイムスリップしたら、時の権力者まっしぐらだ。
あー、でも今の技術を持っていけないとしたらどうだろう。衛星も飛んでないしね。それでも雲の形とか風の感じとか、アナログでもわかるんだろうか。
朝からくだらないこと言ってる。
きっと土曜日だから、すでに気が抜けてるんだろう。
毎年台風が来るって言うと「工場の屋根が飛ばないか心配です」というフレーズを含んだメールを送ってくる顧客がいる。
知り合って10年以上になるけど、本当に毎回書いてある。
ふむ。本当に飛びそうなんだろうか。
確かにその工場が出来てから6−70年は経ってるみたいなことも言っていた。飛んでいって誰かに、何かに損害を及ぼしてかかる費用より、さっさと修繕したほうがいいのでは?と思いもするが、実は「古い、確かに古いんだけど、飛びはしないだろ」と思ってるのかもしれないから、その件に関してはスルーする事にしている。
どっかの市長?かなんかが「台風が来ると高揚する」みたいなことを言って怒られてた。「台風がきたことによって損害が出ないように、張り切って対処するみたいな意味で使った。」みたいな言い訳してた。苦しい、百歩譲ってもヘタな言い訳だ。馬鹿だなあ。その人が話してる映像みたけど、明らかにワクワクするんだぜみたいな目してスピーチしてたもの。
もういっそ「すみませんでした!子供の頃から台風が来るとワクワクしてしまうタチで、この歳になって、市民の皆様のことを第一に考えなければいけない立場にありながら、公衆の面前でそんな事を口走るなんて、どうかしてました。本当にごめんなさい」って頭下げた方が、今後、市長を続けられるかは別として、ちょっとばかり好感めいた感情も湧かないでもない。どっちにしたって、馬鹿だけど。
市長繋がりで、なんか今、毎日ニュースに出てくる県知事。
放送されてる姿しか知らないけれど、何が彼をあんな風にさせたの?もともと?
選んだ人たちも「やられたなあ」って思ってるんだろうか。
選挙の時はあんな感じじゃなかったのになって。
この間みた「インスティゲイターズ 強盗ふたりとセラピスト」の中でも、悪徳市長、市長だっけ、が執務室のでかい金庫にしこたまイケナイお金溜め込んでて、そのお金を選挙のどさくさに紛れて集団強盗(マット・デイモンとケイシー・アフレックもその中の一員だった)しようとしてたんだけど、計画が雑なもんで失敗する。その後、色々な事情からマット・デイモンとケイシー・アフレックがもう一度盗っちゃおうっていうお話の中で、市長は自分の再選は確実だと思ってたのに負けちゃって、他の人間が市長に選ばれたものだから、その金庫の中身を急いでどうにかしなくちゃいけないくなる。最初のぐだぐだの集団強盗の時に、失敗したからって何も盗らないのもあれだなってんで、その場にいた市長を含む関係者の身包み剥がそうとする。その時一緒に盗んだ市長の時計がその後の大騒動の発端になる。
表向きはひいおじいちゃんから代々伝わる時計だからっていう事になってるんだけど、ただ単にその時計に金庫の暗証番号が刻まれてるっていうオチ。
番号を覚えてないから開かないのよ、金庫が。何をやってもどうやっても開かない。だから金庫なんだけどね。
何が言いたいかというとその映画の中で、悪徳市長に勝った新しい市長が、本当に清廉潔白な人物で、だからこそ選挙に勝ったのに、いざ市長になって側近から「実は前の市長のお金がありますけど、そのまま受け継いでいいんじゃないでしょうか」みたいな事を金額とともに言われて、少し間を置いたもののそのまま受け継いじゃおうってなっちゃう。イケナイお金だってわかってるのに。
そういう事ね。
手に入れた立場を最大限に利用してやるぞ的な人が、人の上に立ちたい人なのねと思わざるをえないなって。あっ、映画の話ね。
中学校の頃「学級委員長なんてただの雑用係だ。めんどくさいことばっかり」って言ってた同級生がいた。
多分、学級委員長には報酬もないし、見返りもないからだ。
もしもあったらどうなるだろう。
映画は面白かった。マット・デイモンとケイシー・アフレックがどっちもボケ担当みたいなやりとりしてて会話のリズムがいい。ケイシー・アフレックの独特の間と話し方が好き。
Apple TVで、やってます。
日曜日にどうでしょう?