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軽くボディブローを喰らった感じ。

この間、久しぶりにリアル本屋さんに本を買いに行った。

本屋さんに備え付けてある端末で在庫を探したら、その本が置いてある棚を教えてくれたので、早速探しに行った。
でも、あるはずの場所をいくら探してもない。
その周辺も丹念に探したのだけど、どこにもない。

仕方ないので、店員さんに聞いてみることにした。
店員さんも2人がかりで探してくれたのだけれど、やっぱりない。
申し訳ないなあと思いながら見ていると、
「申し訳ありません、在庫があるようにはなっているのですが、本が見つかりません」と言われた。
「あっ、どっか他の場所にあるのかもしれませんね」
と言ったら、

「いえ、人気がない本は返却しますから、それでないんだと思います」
と間髪入れずにキッパリ言われた。

おうっ、かなり弱くではあるが、ボディにパンチを食らったような衝撃。
そっそうか。人気がない本・・・。
確かにそういうパターンもあるよね、委託販売だから。
「ありがとうございました」と言うしかなかった。

しかし、目の前にその本が欲しくて探してる人がいるのに、その本の事を「人気がない本」と言ってのけるその女の子が、なんだか羨ましくもあった。
何にも誰にも迎合しない性格なのか、どちらにしても私には出来ない芸当だ。

ただなぜその本を人気がない本だから返却されたものだと即答できたのだろうという疑問は残った。
万引きとか、誰かが買おうと思ってやっぱりやめて、他の場所に間違って戻したとかいう選択肢は全くないって事なんだろうか。
そしてその本が人気がない本であって、だから返却の憂き目にあったっていう理由一択っていうのは、何かのデータでそうなのか、その子が聞いたこともない本だったからそう思ったのか、謎だ。
Amazonでは一度完売して在庫がなくなっている。おまけに増版されての今回だ。

その日帰って見てみたら在庫がある事になってた。
初めから素直にちょっと待っていつもの様にAmazonで買えば良かった。
おまけにKindleじゃなくて、物としての本で欲しかったと思うくらいの本。
でも、面白い感覚の女の子に会えたから、それはそれで良しとしよう。
こうしてnoteのネタにもなったし。

11月、そう、11月なんだよね。
昨日、また性懲りもなく翡翠が見たくて、ちょっとだけの望遠レンズを持ってこの間の狩場を目指した。
違うものしか写せなかったけれど、これはこれで11月としは珍しい生き物が撮れたと思う。

まるで真夏の少年達。
どう見ても、真夏の少年達。
はしゃぎすぎてる真夏の少年達。
同じ日の光景とは思えないススキっぽいの。

帰ったら、Amazonから本が届いてた。
ページをめくって、その本が明らかに面白いと思う私はその女の子に即答された「人気のない本」だろうがなんだろうが、自分が好きだと思った本を心から愛している。

だからそれでいい。宝物が増えた。

そして少年達よ、明日も元気に遊びまくっておくれ。
キラキラの夏は短いんだよ。
と続けたい所だけど、そうでもないみたい。

楽しい日曜日をお過ごしください!



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