お誘いするってこんな簡単なことだったのか

コラボしませんか？
私は後先どころか何も考えずに彼女にコメントを送った、というより送ってしまった。
それも衝動的に。
馬鹿なことをしたかな。
気持ち悪いと思われるかな。
さまざまな思いが駆け巡るが送ってしまったもんは仕方がない。

私は小さな頃から人を誘うのが苦手だ。
家の中では絶対的な母の支配下に置かれていたので、私が自発的に言うことはかなりの確率で却下されていたからか、どうせ言ってもわかってもらえない、同意してもらえないだろう。
だから誘わないし、誘えない。
断られることに慣れてしまうのは恐ろしいものだとつくづく思う。

小学生の頃、女の子の友達同士、腕を組んだり、手を繋いだりすることはよくあることだった。
いつも私の名を呼び、するりと腕を絡ませてくる友達はたくさんいたが、私からはそれがどうしても出来なかった。
自分から誰かの腕を取る、手を繋ぐなどということは好きだという自らの意思表示のようなものであって、とてもじゃないけど無理だったのだ。

それは大人になっても同じ。
恋愛でも友達関係、家族間でも変わらなかったように思う。
一方的に受け身(笑)
されるがまま。流されるがまま。
傷つけられて傷つくけれど、変わらず同じことの繰り返しだった。

そんな私がコメントを送るなどと大それたことをしてしまった。
ましてや意味不明のコラボしませんか？などと誘うなど天変地異の前触れに等しいことをやってのけたのだ。

そして彼女からは(さぞかし面食らったはずだろうが)ありがたいことに快諾を頂き、ではどうやっていきましょうかと前向きなお返事を頂いた。

なんと有難いことか。

誘うことがこんなにも楽しくて嬉しくて気持ちが軽くなるものだと、今の今まで知らなかった。

そうか、もっと自分の想いを感じた瞬間に人に伝えればよかったのだ。
それが初めてわかった気がした。
そして心が動いた時。
涙腺がぶっ壊れた時。

鼻は出しっぱでええって言ったやろーーー！！

この彼女からの戒めを忘れずにいようと思います。

ありがとう、さぼてん主婦様🌵

陽だまりのような我が家でありたい｜さぼてん主婦｜note

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