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優しすぎる子が自分の思いを伝えられるようになるためにまずすること

周りの人の気持ちややってほしいことが敏感にわかって、やりたいことを譲り続けてしまうことってないですか?

本当は遊びたいおもちゃがあるけど、お友達が別のことしよう!って言うので、自分のやりたいことはあるけど、友達と一緒にいたいからやりたいことは諦めちゃう

協調性があっていいと言われるのかもしれないけれども、これが続いてしまうと元気がなくなっていってしまうものですよ。

とっても優しい我が家の次女は今まさにこの問題と格闘しています。
というのも、放っていて、

自分のやりたいことはできなくて当たり前。
自分の言うことは聴いてもらえない。
自分には周りを動かしていく力がない。

そんなセルフイメージに繋がっていってしまったら・・・。
それは、困ります!

と思い、自分のことを振り返ってみると、
実はこれ、
私のことじゃないですか!?

娘に持ってもらいたくないって思っているセルフイメージ、
正にそのまま自分に持ってしまっている!ことに気づいたのです。

そんな私を見ているから
娘が同じようになっていてもおかしくない。

これは良くない!と思い、アサーティブネスについての本を読み漁ってみました。

そこで、自分も相手も大事にしながらも自分の思いを伝えるベースとなる、一番大切なことを発見したのでシェアしたいと思います。


1.伝え方は生き方そのものかもしれない

自分も相手も大事にできる伝え方と聞くと何を思い浮かべますか?

私は、言葉の選び方
伝える順番
そんなノウハウのことだと思っていました。

それが、いろんな本を読めば読むほど、
アサーティブになるってそんな小手先の技術のことじゃないことに気付かされます。

例えば『アサーション入門』の平木さん

平木さんはこう書かれています

アサーティブとは自分らしい生き方の切り開き方

『アサーション入門ー自分も相手も大切にする自己表現法』

なんだと。

なぜって、思っていることの何をどう伝えるかって
その人の人生への向き合い方が反映されているから。

確かに。だって、
人生ってたったの1人じゃ生きれないから。
自分のことを理解しようとして応援し励ましてくれる人ばかりだったら、もしかしたら問題は起きないのかもしれない。

けど、いろんな人との出会いで出来ている人生って、
たとえ、身近な友達やパートナーであっても、
彼らに悪気がなかったとしても
傷つき、力がなくなっていってしまうこともあるから。

そんな時、どうするか。
ただ我慢するだけの生き方もできる。
もしくは、毎日プンプン怒ってイライラして生きる事もできる。

そして、きっと
我慢しながら生きている人たちは言いたいことを言うのもきっと我慢することが多くなると思う。

毎日プンプン怒ってイライラしながら生きている人は、使う言葉も攻撃的になってしまっていると思う。

そう、生き方って、実は「伝え方」に反映されるのです。
だからこそ「伝え方」は生き方を反映している。
そして、自分も相手も大切にしながら自分の考えていることを伝えていくことで、どんどん自分の道を切り開いていける。

アサーティブってそんな、生き方の根っこにも関わる
とっても大切な考え方なんだってわかりました。


2.意見は違っても気持ちは一緒

では、自分らしい生き方ってどうやって切り開いていくの?

という点ですが、
それは、自分も相手も大事にしながら自分のことを伝えていくこと。
そう、アサーティブになること。

そして、自分も相手も大事にしながら自分のことを伝えていくために一番最初に必要になることってわかりますか?

それは、自分の考えが分かることでもなく、
相手の気持ちが分かることでもないのです。

まず何より大切なのは、
自分がどう感じているか

そこを捉えることなんだって知りました。

自分の気持ちがわかれば、
自分のやりたいことも分かってくる。

自分の気持ちに正直であれば、
自分を大切にできる。

自分を大切にできたら
相手も大切にすることができる。

自分の思っていることに正直であろうっていう
自分への思いやり。

それが、アサーティブになるために
何が何でも必要となる
一番大事な土台なんだって、
知りました。


3.自分の気持ちへの気づき方

ということで、私は自分の分身さんにお願いすることにしました。
やらないと行けないことを伝え続けるんじゃなくって、
今の自分の気持を伝え続けて頂戴って。

そうすると、如何にこれまで
やらないといけないことにがんじがらめになっていたか
ということに気づきました。

遅れちゃだめ。
これやらなきゃだめ。
早くしないとだめ。

そうじゃない。

遅れちゃだめって思っているときの自分の気持ちは?
焦るね。
困ったね。
心配だね。

これやらなきゃって思っている時の自分の気持ちは?
怖いね。
難しいね。
不安だね。
悲しいね。

早くしなきゃって思っている時の気持ちは?
焦るね。
困ったね。
不安だね。
疲れたね。
楽しみだね。

こうやって、どんな気持ちにも
気づこうとして、
受け止めて見るだけで、
「やらなきゃ」で頭がいっぱい担っている状態から
ふっと、頭の力が抜けて
お腹の中心に力が戻って行くのが感じられました。

『それでも話し始めよう:アサーティブネスに学ぶ対等なコミュニケーション』の著者 アン・ディクソンもこう言っています。

「相手を変えることはできないけど、相手との「関係性」は内側にある力を育てることで安全に変えていける」

アン・ディクソン『それでも話始めよう』


やらないといけないことから
ふっと時を止め
自分の気持ちを捉えてみることで、
大自然の中を1人でゆっくりジョギングしているような
どっしりした自分に戻ることができる感覚がありました。

是非、焦っている時は、
一瞬時間を止めて、
自分の「気持ち」を確認してみてくださいね。

そうやって、自分らしい生き方を手にしていく最初の切符を、手に入れていきましょう!




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