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逃亡中の福田和子に北海道で遭遇したという元Bコースのタケト氏。その話を受けて、「なぜ、彼女は北海道に行ったのか?」等々を、道産子ライターが考えてみた

時効8か月前ぐらい(時期的には1997年1月と思われる)の福田和子に、北海道で遭遇したという芸人のタケト氏(元Bコース)。

おそらく彼女本人に違いない、衝撃のトークが聴ける動画はコチラから。『好井まさおの怪談を浴びる会』2024年3月6日アップ分。

詳しい内容は動画を観ていただくとして……。衝撃の展開もさることながら、なぜ、彼女は北海道に行ったのか(初めて知った)、道産子の自分はとても気になった次第。

いや、北海道でも稚内や根室や函館など、自分にまったく縁がない土地なら、そこまで気にかかることはないのだろうが、潜伏していた(らしい)地域が、自分にはそれなりに馴染みのある場所だった。

美唄市→自分が生れた(育ってはいない)町の隣り町。母方の親戚在住。
砂川市→父親が通った高校がある町。

美唄市には有名な温泉旅館があり、自分は2011年に行っている。なお、タケト氏は「美唄と砂川は隣り町」と言っているが、実際は2つ隣りだ。

ネット記事より


のちの彼女の供述によると、北海道に行ったのは本当らしい。

いくつかのネットでの情報を踏まえると、彼女が北海道にいたのは、1996年夏頃から1997年1月くらいまで?  半年ぐらいいたのだろうか。

最初の潜伏先である石川県やその後の関西での動き、痕跡を警察に知られ、公開捜査モノのテレビ番組などでそれら情報が報じられていく中で、時効までの最後の1年を最北の都道府県でひっそり過ごそうと思ったのだろうか。

砂川市にしろ、美唄市にしろ、札幌市(言わずと知れた北海道第1の町)と旭川市(北海道第2の町。ここでの彼女の目撃情報もある模様)の間にある町であり、なにかあれば逃げやすい土地と考えたか。札幌市に行くと見せかけて、途中の岩見沢市乗り換えで苫小牧市方面に移動することも可能であり(このあたりの移動トリックは西村京太郎の小説であったような)、潜伏場所としてはなかなか上手い場所だったかもしれない。

北海道へ行った際の交通手段も気になった。(正確な潜伏の順番はわからないが)青森にもいたようなので、青函トンネル経由の特急か急行で移動したか。青森空港から新千歳空港という空の手段もあるが、なんとなく違う気がする。ただ、本州に向けて北海道から出た際は、飛行機を使っていても不思議でない……気がする。

いや、彼女が北海道に行った理由は、やはり、タケト氏が聴いた彼女の歌(動画で確認を)に関係があると思われる。道産子の身には、理解できるものがある。

ここからは完全な余談だが、美唄市と聞いて自分が連想するひとつが、牧村三枝子。美唄市は牧村三枝子が生れた町。はたして、歌好きの福田和子はそれを知っていただろうか。

以下、牧村三枝子の大ヒット曲『みちづれ』(1979年の年間オリコンランキング9位。100万枚近くのセールスを記録)の歌詞。

勢いついでにもうひとつ余談を(苦笑)。タケト氏はDIYが趣味で、それ系のYouTubeをやっているらしい。先の動画の終盤で、それに関する言及があるが、加えて、氏になにか関連づけたく、そこから自分はこんな思考を展開させてみた。

かの名作SF映画『2001年宇宙の旅』におけるコンピューター「HAL」のネーミング(映画ファンならご承知のとおり、HALのアルファベットを1字ずつずらすと、IBMになる)に倣い、「DIY」を2字ずつずらすと、どうなるか。

FKA」(Aは、Zから最初に戻ってのA)になる。Fは「福田」、
Kは「和子」、
Aは「あのときは……」。

おわり。


■織田祐二的怖かった話はコチラ↓



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