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大原優乃さんの4年強ぶりの新作写真集にして、ラスト王道写真集『あのね、ほんね』は、触込みどおりの「衝撃作」なのか?

目下、いい感じで売れまくっている大原優乃さんの最新写真集『あのね、ほんね』。


後日発表される──グラドル作品のランクインがなかなか難しい──オリコンの写真集総合ランキング(最新ランキングでは大谷翔平関連モノが上位席巻)が楽しみな限り。

そんな中、amazonのレビューで気になる内容を見つけた。要約すると「王道グラビアと衝撃作は相容れないのではないか、矛盾ではないか」といったもの。なるほど、言い得て妙。衝撃作と謳うからには、王道の範疇に収まりきれるはずがないという。

デビュー作ならではの衝撃、インパクトなるものは当然あるはずだが、複数の作品をリリースしていく中、王道のカテゴリーでもって、はたして、衝撃はありうる(続く)ものなのか?   ある意味、永遠の命題かもしれない。

そのあたりは、受け手の感想、評価がかなり大きい、と言わざるえない。デビュー以来彼女にずーっとゾッコンメロメロのファンなら、待望の新作の重みや初ランジェリー姿も加味され、十分衝撃な内容として受けとめられても、なんら不思議じゃない。

ただ、今回の場合は、制作した編集部側がそう謳っているのがポイントといえる。

そう書かざるえないほど、相当な自信作なのだろう。

ただ、あらためて、よーくその文言を噛みしめてみると、「強い気持ちで臨んだ」というのが気にかかる。要は、彼女自身がこれまでにないくらいの強い気持ちで撮影に臨み、そのプロセスが衝撃そのものだったという風にも解釈できる。

撮影のアプローチやポーズとは別の問題の話。気持ちや向き合い方の話(制作サイドは「表現の幅」とも言っている)。おそらく、そう受けとめるべきなのだろう。

くだんのレビュアーの方は、久々にリリース、しかもラストの写真集でそう謳っているのだから、相当にエロい内容を期待したのだろう。

ただねえ。いまの彼女の立ち位置で、そんな衝撃的なエロい試みをするとは、ちょっと、いや、到底考えられないんですね。

リリースしてくれるだけで十分嬉しい。ありがたい。本格的なランジェリー姿に初挑戦してくれるだけで、ファンは買う価値ありという認識で間違いないという。あくまでここは、「ラスト王道グラビア」というフレーズを第一義として解し、買い求めるのが筋という……。

くだんのレビュアーは、「週刊誌の掲載カットを見とけば十分。むしろ、そっちのほうが良カット」などとも書いているが、そう感じたなら、異論はない。

ただ、「最近そのパターンが多い」には異論が。データではなく、感覚としてではあるが(自分の場合、写真集制作の出版社に長らく出入りしていたり、雑誌で写真集紹介のページを担当していたうえでの主観、実感が大きい)、そのパターンは、ゆうに20年以上前から多いんですね。


あらためて。後日発表のオリコンランキングが楽しみな限り。


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