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旅チャンネル『林家正蔵の今日も四時から飲み』における彼のどうしようもないくらいの覇気のなさについて一言

酒好きということで、たまに、旅チャンネルの酒飲み番組を観る。

正直、たいして観たくもないのだが、つけるとやってるので、なんか観てしまうのがこの番組だ。

この番組、なにが特筆すべきかって、こぶ平……もとい正蔵師匠の覇気のなさ。覇気がなさすぎて驚異(脅威)的ですらある。

店主とのやりとりは、まず99%、感情がこもってない。どこか上の空というか、決まったセリフをただただ口にしている感じ。

酒もツマミもあまり美味しそうに感じない。

店と店との移動の際の歩き方もだらしない。かっこよくない。やや猫背でもって、左手はまったく振らず、右手だけ心もち威勢よく振って歩く。かっこよくない。

御年80歳の、我が飲み仲間のおっちゃんが彼の歩き方を見て「なんだ、この爺さんの歩き方は!」と慨嘆していた。

こういう番組の場合、最初の一杯、および、最初の一品を口にして、なんと発するかが胆だと思うが(要は食レポ)、彼の場合、期待は無用だ。期待してはいけない。

この前観たら、飲んで一言「今日(という日に)に合ってますねえ」だった。なんの食レポにもなっていない。

でも、観てしまう。なぜなら、仮に今後自分がその店に行ったら、間違いなく彼よりもしっかり美味しく味わえる自信が得られるから。

自分は彼よりも7歳年下だが、街を歩くときは両手を適度に振って、背筋を伸ばしてしっかり歩きたい。

2015年暮れ、番組開始時の東スポのインタビューより。彼の言う「2人だと違った意見が出てこない」の意味がよくわからない(笑)。

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