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日航123便墜落事故(事件)㉚〜依然論争尽きない「あの日、午後7時前にテレビに緊急速報テロップは出たのか」問題。あらためて、当時日本航空機長・小林宏之氏の発言をおさらいしておくと……

『ワタナベケンタロウ動画』第47回(2021年12月24日)より。

この中で、例の「1985年8月12日、事故当日の午後7時前に出されたテレビのテロップ(いわゆる、緊急速報)」について言及がなされている。

元日本航空機長にして、現在は航空評論家、危機管理専門家として活動中の小林宏之氏による発言に触れたもの。

最近まで自分は、その小林氏の発言は当然のようにネットで広く流布しているものとばかり思っていた。しかし、違ったらしい。あらためて検索してみたところ、ほとんどまったく引っかからない(引っかかりにくい)ことがわかった。

そんなわけで、由々しき状況に納得いかないので本稿でそれを取り上げることにする。

小林氏が午後7時前のテレビテロップについて語った経緯は、2021年夏、事故から36年を経て、御巣鷹山の尾根にて機体の部品が発見されたことに際してコメントを求められたゆえ(下のTBSのニュース映像で小林氏は登場するが、テレビテロップに関する言及はナシ)。

TBSニュース取材班が日々アップし続けるnote記事に、テロップの回想を含めた氏のコメントが収められている。

123便事故に関心を寄せる者の間では、完全に意見が二分する「午後7時前に(昨今の定説である最初の一報がなされたとされる午後7時のNHKニュースーー以前に)緊急テロップは出されたか、否か」問題。

当時、日本航空機長だった小林氏は鮮明な記憶を有する中、それをハッキリ「見た」と言っている。

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