トヨタの23年度の世界販売が過去最高だった件について

トヨタ自動車は2023年度の世界販売と生産が過去最高を更新しました。半導体不足の影響が薄れ、需要の堅調さに応じた生産が実現しました。特にハイブリッド車(HV)の販売が30%以上増加しました。

単体での世界販売は7.3%増の10,309,457台となり、中国での競争激化や東南アジアの経済低迷などにより、予想を下回りましたが、初めて1,000万台を超えました。世界生産も9.2%増の9,971,739台でした。北米や欧州では「カローラ」や「RAV4」などのHVが好調で、HV販売全体では31.1%増の3,557,609台となり、過去最高を記録しました。電気自動車(EV)も3倍超の11,654台となりました。

グループ全体では世界販売が5.0%増の11,090,108台、世界生産が4.5%増の11,209,989台でした。

一方、3月の世界販売は、前年同月比2.1%減の897,251台でした。世界生産は10.3%減の807,026台でした。中国では競争が激化し3.1%減少しました。日本国内では3カ月連続で販売が減少し、ダイハツや豊田自動織機の認証不正に伴う出荷停止の影響で35%ほど減少しました。

トヨタの発表によると、3月のダイハツの世界販売は62.6%減、国内では78.1%減でした。世界生産は52.4%減、国内では65.8%減でした。全ての現行生産車種の基準適合性が確認され、4月19日に出荷停止指示が解除されました。4月以降は影響が軽減される見込みです。


テスラが勢いあった時期はもう日本の車産業の危機かと恐れた時もあったのですが、エネルギー価格の高騰などもあり、ハイブリッドが再注目され始め、トヨタが勢いを取り戻してきましたね。これからも日本の車産業が世界を席巻することを期待しています。


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