風俗キャストになるか悩んでるあなたへ
こんにちは、ひろきです。
今回は業界未経験の「これからヘルス嬢・エステ嬢・女風・売り専・ゲイマッサージ始めようかな」と考えている方へ書いていきます。
プレイヤー(キャスト、スタッフ、セラピスト)
志望の方への記事ですので、店舗オーナー様向けではありません。
ですがプレイヤーがどんな思いで決断してこの仕事を選んでいるかを知るのは必要なことだと思います。
もしよろしければご覧ください。
初めて僕の記事を読んでくださる方へ
僕は元々売り専(ゲイ風俗)キャストであり、元デリヘル店舗スタッフをやっていました。
この記事はLGBTQ+の方、ストレート男性、ストレート女性どの方にもこの仕事をする上で当てはまるものだと思いますので、もし今まさにこの業界に踏み込むか考えている方は読んでみてください。
■目標を明確に持つ
この仕事をする上で、ほとんどの方がお金が目的だと思います。起業をしたいとか、副業としてお小遣い稼ぎが大半の方の回答です。
中には「本業の気分転換・人見知りを克服したい」と言う方もいらっしゃるかと思います。
起業や何か大きな買い物をしたい方は
「◯◯◯万円貯めてカフェを経営したい」「◯◯◯万円貯めて◯◯を買いたい」
と、ご自身の中でブレない目標を作りましょう。
副業の方は「月◯◯万円稼ぐ」と金額の目標を立てましょう。 それ以上稼げたらもちろん良いに越した事はないとは思いますが、あまり欲張りすぎるとどんどん理想が高くなり、達成できないときに「気軽な副業ではなくストレスの要因」になってしまいますので「本当は出来るだけ稼ぎたい!けど最低◯◯万」とラインを設けましょう。
■いつまでに辞めるか決める
あくまで「一般論」としてお聞きください。
「一般論ならこの仕事選ばないだろ笑」って言うオーバーキルはお辞め下さい。
期間を設けていないとずっとこの仕事をすることになります。
もちろん、この仕事を4〜50代、それ以上まで続けられている方もいらっしゃいますし、ずっと続けることが悪いことではありません。
仕事をしていく中で「この仕事ずっとやってたい」と思うようになってくるならご自身の選択ですのでよろしいかと思います。
何歳になっても年相応の輝きや魅力があると僕は思っていますし、若さだけがこの仕事の売り物ではないです。現に女性の風俗には熟女店などたくさんこの世には存在しています。
しかし、大前提として「ルックスを売る」と言う事が常に根底としてあり、それに対する努力を続けられるか、若い方と同じように並べられた時に自分を選んでもらう自信や武器はあるか。
年齢帯がコンセプト化され統一されており、他のキャストも同世代〜+10歳くらいの店舗ならそこまで差はないかもしれませんが、年齢制限のないお店で最年長と最年少で親子ほど差があると、やはりお客様は若い方に目が行きがちです。
期限を決めていないとどんどん貯金する為のお金を生活費に回していき、生活費を稼ぐためにこの仕事をする、そしてどんどん若い方に客が流れていく。自分の指名が減って稼ぎも下がる。なのに金銭感覚がおかしくなって元に戻らないし、昼職のような給料ではやってけないしこの業界特有のゆるさじゃないと働けない...と負のループに陥ってしまいます。
なので上記のように「目標金額を達成を"いつまでに"達成する」と決めるのが、副業の方含め絶対に持っている方が良いです。
■この仕事の楽しいところ
・お給料が良い、頑張っただけお金に反映される
・色んな人に出会える
・基本自営業なので自分でどのような見せ方、仕事の進め方をしていくかを考え、身につけられる
・ルックス磨きを怠らない理由になる
・本業が堅い方は息抜きになる
・勤務時間だけど待機中は基本自由なので資格の勉強や本業の作業などができる
・「究極の接客」とも言われるため、対人関係やコミュニケーション能力を上げるチャンスや勉強になる
■この仕事のツラいところ
・生理的に無理な方でも肌を合わさなければいけない
・身バレのリスク、性病にかかるリスクがある
・金銭感覚が麻痺する
・その日お給料を貰える保証がほぼない(女の子は待機保証があるお店もあります)
・お茶をひいた日(仕事がつかなかった日のこと。ボウズとも言います)の時間を無駄にした感、自分が求められていないと思ってしまう自己肯定感の低下
・肉体労働なので体力勝負(忙しいとご飯を食べる時間がありません)
・プライベートのHでも仕事がよぎる
■良く考えてから踏み込もう
自分自身、最初は1年半で辞めるつもりでしたがなんやかんやで2年在籍しました。
二度とこの業界に携わらないでおこうと思ったのに、デリヘル店のスタッフになったり、こんな記事書いて有料でアドバイザーやったりしてます。
人生何が起こるかわかりませんね、本当に。
ただ僕は最初に売り専に足を踏み入れて良かったなって思ってます。
上記の楽しかったこと、ツラかったことはほぼ僕自身の体験です。
この仕事に就いて人と関わるとは何かをすごく考える時間ができましたし、たくさん答えを見つけられました。
そこで学んだことが社会人になって生かされる瞬間もたくさんありました。
家族や友達にはあまり話せませんが本当に宝物です。
消したい過去になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ご自身の中のこの仕事をやる理由・やらない理由を書き出してじっくり考えてみてください。
飛び込む決心ができた方、
この仕事ができるならこの世の大半の仕事はできます!それほど大きな決断だと僕は思っています。
ここからは何も遠慮することはなく、思う存分あざとく自己表現していきましょう!
「非日常を売る側」として人生を過ごす方はそう多くありません。
せっかくなら二度と味わいたくない死ぬほど苦い思いも、甘くてずっと浸っていたい瞬間も楽しみながらしっかり糧にして下さい。
そしていついかなる時も自分を見失わないように。
きっと今後あなたの人生で起きるさまざまな岐路に、たくさんの選択肢として返ってきてくれます。
ではまた!