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大人になるということ。『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』は大人への道しるべ。

今日は、1人ぶらぶらと映画館へ。

鑑賞した作品は、『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』。

アニメ『デジモンアドベンチャー』の放送開始から20周年を記念して作成された完全新作映画で、大学生になった「選ばれし子供たち」が世界中で巻き起こる異変に立ち向かう姿を描いています。

当時のファンにはたまらない作品

TVアニメのデジモンアドベンチャーが放映されていた当時の自分は、小学生でした。毎週ビデオテープに録画して、テープが擦り切れるほど何度も見返すくらい、どハマりした作品です。

そして今回の作品は、作画や楽曲、進化シーンの演出など、20年前の作品へのリスペクトが見られるものとなっており、当時のファンには本当にたまらない内容になっております。

メタルグレイモンへの進化シーンなんて、動きとか演出とかをそのままに、新作映像として作っているもんだから、もうほんとたまらんかったです。この映像を見ただけで涙がこぼれ落ちそうでした。笑

物語のテーマも当時のファンを意識したもの

そして、今回の作品で大きな意味を持つのが、「選ばれし子どもが大人になった時、パートナーデジモンはその姿を消してしまう」という設定。

「大人になること」に葛藤する姿は、まさに当時TVアニメをリアルタイムで見てて、今20〜30代前半くらいの大人になってるであろう世代には非常に共感する部分が多いのではと思います。

大人になって良くも悪くも社会の荒波に揉まれ、ときに「子供の頃の方が楽しかった」なんて考え、ときに過去の思い出に浸る・・・。

20年前の作品の新作を見に行くような層なんて、まさにそういう人たちですからね。自分も含め。

大人になるということは、諦めることではなく前へ進むこと

「大人になる」って時にネガティブなイメージを持たれることがあると思います。子供は自由に振る舞っていいけれど、大人は我慢して生きなければいけない。自分を殺し、やりたいことを諦め、社会の中でうまく立ち振る舞って生きていく・・・

だから、なるべく子供のままでいたい。子供は変なしがらみもないし、重い責任を負わされることもない。

でも、大人になることは決してネガティブなことだけじゃないはず。
自分の足で世界を広げることができるし、子供の時には見えなかったことが社会と接する中でたくさん見えてくるようにもなる。

未来に可能性があるのは子供だけじゃない。
大人になったって可能性は広がっているし、何を求めたっていい。

過去を懐かしんで立ち止まるのではなく、常に前に進んでいたい。
そんなことを考えさせてくれる、作品でした。

当時のファンにこそ、見て欲しい!

とにもかくにも、当時のTVアニメを見ていた方はぜひ見て欲しいです!
02の面々も登場するので、当時ハマっていた人であればあるほど楽しめるかと思います。

そして何より、ラストシーンは20年来のファンであれば涙なしでは見られない。

まだまだ絶賛上映中ですので、ぜひ劇場に足を運んでみてください!


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