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私は米不動産株仲介プラットフォーム株 (Zillow, Redfin) を買うべきか

はじめに

Zillow($Z)が2月10日に決算を発表しました。

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上は決算の概要、四半期ごとの売上です。〇ロナ下による外出規制で売り上げが下がっていましたが上昇に転じ回復を確かめることができる決算でした。

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上は、年毎の売上であり、〇ロナがなければもっと売り上げていただろうことが想像できます。投資家はこのような回復を見たんだろうと思います。株価は決算後+17%を超えています。。

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私の推測 これらのことからzillowの競合である米国不動産ポータルRedfin Corporation(RDFN)も同様の回復基調の業績を出すと考えています(Q4決算発表予定日2/24)。だったら今から投資しておけばと考えたのです

つまり、①〇ロナがなくなれば高い成長率(YonY50%以上)を出す確率が高い、②低金利の恩恵を受ける、ような会社に注目し、より株価上昇の確率が高い会社に投資しようと考えたわけです。

米中古住宅販売の状況

下は、全米不動産協会が発表する中古住宅販売戸数です。

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中古住宅販売数が夏ごろから伸び始めているのがわかります。理由として考えられるのは米国は歴史的超低金利であり、お金を借りて買いやすい状況であることなどが考えられます。日経新聞(2021/1/23付)でも販売数高水準を伝えています。

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上の左側の赤い看板に注目してください。REDFINと書かれています。これが私が今回株購入した会社となります。急ぐ前に、競合他社である2月10日発表のZillowの決算内容を見てみましょう。

Zillow($Z)

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Zillowは、家の販売、購入、賃貸の取次を行う会社です。Zillow自身が家を購入することがあります。その場合、今まで蓄積された売買履歴から素早い評価査定を行うシステムを持っています。

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時価総額:$43B
売上:$3.5B
売上成長率Q/Q: -12%
Gross Margin: 41%
PER(ttm): -1.4
PBR: 10.7

現在これらはよい数字ではありません。

Redfin ($RDFN)

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RedfinもZillowと同様のシステムを構築しています。赤い看板が特徴です。

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Zillowの売上は2020.Q1, Q2に大きく減少しました。2/10のQ4の決算で売り上げの回復の兆候がみられます。売上FY2020: 3.34B(実績) -> FY2021 5.52B(予測) と大きな上昇を期待できそうです。

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RedfinはQ3で売り上げ回復の兆候を見せています。Redfinは2月24日にQ4の決算発表を予定しています。Zillowとは同業他社であるため、同じ様な決算と株価上昇がある(10%程度)と考えています。

Zillow vs. Redfin

Zillow
時価総額:$43B
売上:$3.5B
売上成長率Q/Q: -12%
Gross Margin: 41%
PSR:12
PBR: 10.7

Redfin
時価総額:$9.3B
売上:$874B
売上成長率Q/Q: -0.8%
Gross Margin: 21.9%
PSR:11
PBR: 23

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時価総額で比較すると約4倍、売上は3倍くらいの差があるようです。Gross MarginはZillowの方が2倍あるようです。

まとめ

Zillow, Redfinともにワクチンが全米にいきわたり(*1)始めているため、アフター〇ロナ、低金利による株価上昇が期待される株と考えています。もちろん金利が上昇するならこの株はすぐに蹴り出します。

*1: note; コロナワクチン接種状況(2021/2/1時点)

追記

2020年8月にIPOしたBEKE(中国版Zillow)も購入を考えています。中国国内の圧倒的なシェアを取っており、資金力、マーケットtamがすごいからです。

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