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宇宙人について

宇宙人はいると思います。夢とかメルヘンとかSFとか、そういうのを抜きにしてもきっといます。

計り知れない広さの宇宙にある、数えきれない星たちの中で、この地球だけが生命を獲得したとは思いがたいので。

ところで、昔読んだ本に書いてあったことですごく印象に残ってる話がありまして。

「宇宙人が地球に攻めてくる」

というのは漫画やアニメ、映画などでお決まりの設定ではありますが、普通に考えるとありえないそうです。それは宇宙人が存在しないということではなく、

「はるか遠い地球に来られるほどの技術をもった文明があるなら、まずその星の平和が第一に実現されているはずであり、そんな平和な星の人類が地球を侵略しに来るはずがないから」

だそうです。

この文章を読んで、幼いながらに「たしかに」と思い衝撃をうけた覚えがあります。

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話は変わりますが、サンタクロースもいると思います。でも、いないと思う人にとっては、サンタクロースはいません。

12月24日の夜、クリスマスイヴに部屋にやってきて、枕元か、あるいはツリーにぶら下げた靴下の中にそっとプレゼントを置いて何も語らず帰っていく。

何も言わなくても子供たちの欲しいものがわかるし、いい子にしていたかどうかも全てお見通しです。枕元にお菓子を置いておけばちゃんと食べてくれます。お礼のメモを添えて。その姿を見たことがある人はきっといないでしょう。

それもそのはず、なぜならその姿を見られては、サンタクロースはサンタクロースではなくなるからです。みんなが知っている赤い帽子に赤い服、黒いブーツを履いた髭のおじいさんの姿は、世を忍ぶ仮の姿です。本当は、姿が見えない存在、もしくは姿のない存在とでも言うべきでしょうか。

つまり、姿の見えない存在からの無言の愛こそが、サンタクロースというものだと思います。

だから、その愛を受け止めることができない人にとっては、残念ながらサンタクロースはいません。

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宇宙人もサンタクロースも、きっと誰も見たことはないと思います。でも、「見たことがないからいない」という考え方はどうなんでしょうか?わたしは、あまりにも心が窮屈だと思ってしまいます。

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