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【PTA役員日記】3回目の役員を引き受けたわけ

また、PTA役員になってしまった。
はぁ。

我が子の小学校は、1度役員をやると免除される制度。
子どもが複数いても、世帯で1回やればいい。

私は、引っ越してきてすぐの年に、一度役員を引き受けた。
だから、もうやらなくていいはず…。

だったんだけど…。
2年前の役員決めのとき。

なり手がおらず、くじになった。
くじは、欠席者分も設定される。

くじで選ばれたのは、

旦那さんが入院していて、大変。
という方と、

ご本人が病気で、大変。

という方だった。

ちなみに、「なぜできないか」と理由も事前に書かされ、提出させられている仕組みだ。

そして、くじで選ばれてしまうと、同じクラスの保護者全員の前で発表される。

この時点でかなりイジメだし、人権侵害だと思う。
個人情報どうなっとるんや。

しかも、この日くじで選ばれし方々は、その日欠席されていた。
他に手を挙げる人はいない。

「仕方ないですね…」という雰囲気で、家庭事情を晒された上に「できない」と訴える方に電話しよう、という流れになってしまった。

いやいやいやいや。
それはないやろ!
完全にいじめやろ!!

誰か助け船出さないの?!おかしくない?!

「困っている人がいたら、助けましょうね」って子どもに言って育ててるでしょ?!

うちの学区は、お金持ちが多い。
ハイブランドの、最先端の服をまとい、手には何十万の何百万もするバッグを持っているお母さんが、わんさかいる。

そんな着飾っても!!何もきれいじゃないわーーーーー!!

と心の中で悪態をつきつつ、
これを黙って見守っていたら、一生後悔する…!

と、私は手を挙げた。

正直、PTAの活動自体はやって良かったと思う。
時間は削られるし、多少手間もかかるけど、メリットも多い。

学校に行く機会が多いから、参観以外での子どもたちの様子が見られるし、
先生との距離も近くなる。

別のクラスや別の学年の保護者とも知り合えるし、
学校情報や、近所のお店情報なんかも知ることができる。

仲良くなって、ランチに行ったり、学校のことで相談もできたりして、とても助かったし、わりと楽しかった。

役員の皆さんは、総じていい人ばかりだったし、やっていることももちろん悪いことじゃない。

とはいえ、役員選出の仕組みが地獄すぎるし、
「忙しい方でもできますよ(にっこり)」とはみんな言うけど、ざっくりしすぎていて不透明すぎる。

仕組みを変えて、色々情報発信すれば…

と思うけど、それをやるにはまず本部役員にならなければならない。本部役員になったとて、保守派ばかりだったら孤軍奮闘ではどうにもならない。

しかも、うちの小学校の本部役員は、地域の重鎮&地元の名士系エリートパパが歴代担っていて、なんかもう色々太刀打ちできる気がしない。

味方になれば百人力だけど、敵にしてしまったらお先真っ暗。

というわけで、希望もあるけどリスクもでかい。

2回も役員をやった時点で、本部役員のお誘いも頻繁になってしまったけど、そこは何とか断った。

クラスの役員決めに話は戻る。

イジメを見ている人は、間接的にいじめに加担している。

そんな言葉が頭をよぎる。

仕組みが変わらない限り、私が役員を引き受けよう…。できるときは、やろう…。

そう決意した私は、今年度、またくじの流れになりそうだった子どものクラスで、役員を引き受けた。

私が手を挙げたとて、クラス役員選出地獄で救える人はひとり。

それでも、自分がイジメの加害者になるのは嫌…と今年もクラス役員を引き受けてしまったのだった…。



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